過去ログ - さやか「あたしが僕で僕があたしで」
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39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/11(土) 23:57:10.15 ID:flz/a+mq0
あまり箪笥の中を探ることはしたくなかったが、部屋着がどこにあるのか分からなかったので、とにかく目星を付けてひたすら開けていった。

さやか母「随分時間掛かったわね」

さやか「あはは、そうですかね」

さやか母「何よその口調」

さやか「いえ、なんでも……」

結局着替えるだけで20分以上かかってしまった。

さやかのおばさんの料理は、何度か食べたことがある。

特に何が上手だったという記憶があるわけではないが、醤油味の濃い卵焼きはなぜか印象に残っていた。

さやか「ごちそうさまでした」

さやか母「……あんた、なんかやましいことでもあるの?」

さやか「えぇ!?いや、全然ないですよ!?」

流石母親と言うべきか、何かを感じ取ったのだろう。

さやか母「ふーん……まあいいけどね。次のテスト、期待してるわよ」

バレなかった、のだろうか。

違和感を覚えても、まさか僕とさやかの中身が入れ替わってるなんて思うはずもない、ということか。

ほっと一安心して、とりあえず部屋で考え事でもしようと思った矢先、

さやか母「早く風呂入っちゃってよ」

とんでもない発言が投げつけられた。


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