過去ログ - エルフ「私は死にたい」旅人「俺は生きたい」
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117:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/10(月) 05:16:50.88 ID:uZE+3x3o0
エルフ「ぜぇー…ぜぇー……ナナシさんのばか」

旅人「お荷物のお前に貶される意味が分からん」  エルフ「ばかっ!ばかぁーっ!」

隊長「おい、あらためて俺にその娘を寄越せ」
以下略



118:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/10(月) 05:18:19.32 ID:uZE+3x3o0
突然の拍手。見ると隊長が一人真顔で手を叩いていた

周りの魔物たちもいつのまに起き上がっていたのか、その光景を目を丸くして眺めている


以下略



119:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/10(月) 05:19:10.27 ID:uZE+3x3o0
隊長「条件はこうだ。俺とお前で一対一の男の決闘を行う」

隊長「勝った方の要求が通る。お前が勝てばガキんちょを返す」

エルフ「そっちが勝てばナナシさんと私は……」
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120:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/10(月) 05:19:51.49 ID:uZE+3x3o0
砂が風に吹かれ目の前をさっと過ぎて行く

砂海に立った二人の男。一人はナナシ、そしてなんたら隊の隊長・リザードマン

どちらも離れてその時を待っていた。その様子はとても静かで、これから戦いが始まるとは到底思えないぐらい
以下略



121:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/10(月) 05:21:27.21 ID:uZE+3x3o0
隊長が手に持つ一本のハルバード(槍斧)。彼の体が大きい分、多少小さめに見えるが私たちが持つには十分過ぎるほど大きいのだろう

さすがにナナシの頑丈な鎧でもあの武器で叩き潰すように戦われては 厳しいものがある

そして、先端に着いた槍。あれを鎧の隙間へ滑り込ませ一気に突き刺せば 生身でないとはいえ、ナナシの体は砕ける
以下略



122:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/10(月) 05:22:14.76 ID:uZE+3x3o0
エルフ「っー…………」


思わず私の手が顔を覆ってしまい、目の前の光景から逃れようとした

以下略



123:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/10(月) 05:23:37.81 ID:uZE+3x3o0
武器へ損傷を与えられたことに気を荒立て隊長はナナシへ向かう

槍で突き、薙ぎ、様々な位置からナナシを狙い、打とうする

ピョンピョンと機敏にとんで跳ねまわるその姿は 傍から見れば奇妙だった
以下略



124:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/10(月) 05:24:51.82 ID:uZE+3x3o0
旅人「!」


突然だ。私をここまで運んできた あの魔物が集団から離れ二人へ向かって走りだした

以下略



125:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/10(月) 05:26:54.00 ID:uZE+3x3o0
旅人「…………何の真似だ」

隊長「ケジメって奴だよォ…………」

「どうして俺を庇った!? あんた、俺は命令を無視したんだぜ!? それを」
以下略



126:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/10(月) 05:29:18.62 ID:uZE+3x3o0
ナナシは気を失い倒れた隊長の元へゆっくり近づいた

…何か嫌な予感がする。私は彼の元へ駆け出し、隊長とナナシの間に入るように立ち塞がった


以下略



127:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/10(月) 05:30:28.20 ID:uZE+3x3o0
その夜、私は夢を見た


とても恐ろしい光景が目の前に広がっている

以下略



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