過去ログ - エルフ「私は死にたい」旅人「俺は生きたい」
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92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/27(月) 10:36:53.28 ID:QIsHMgPr0
アスペレベルなのかナナシさんwww
乙でした


93:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/04(火) 00:48:32.37 ID:i0/nGqrm0
砂海を馬に乗せられ渡ること早数時間、遠くに建物が見えた

ゆらゆらと揺らめいている。蜃気楼というわけじゃない

単に私がこんな恰好で砂海へ出され、熱さで参っているだけなのである
以下略



94:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/04(火) 00:49:50.39 ID:i0/nGqrm0
隊長と呼ばれた魔物は 屈強であり、顔面は傷塗れ、片目は潰れたのか眼帯を取り付けていた

隻眼のリザードマンだ。彼が…その 蜷局稲妻隊の族長もとい隊長らしい

ナナシ以上に大きく、目の前に立たれると威圧感がある
以下略



95:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/04(火) 00:50:55.70 ID:i0/nGqrm0
隊長「その恰好を見て察するところ」  エルフ「え?」

隊長「中々良いとこ育ちの娘みてェだな、あんた」

エルフ「本当にそう思ってるんですか?」
以下略



96:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/04(火) 00:51:44.75 ID:i0/nGqrm0
魔物「隊長、水っス……」

隊長「悪いな、大切な蓄えを」  魔物「いえ、問題ねーです…」

隊長「ホレ」
以下略



97:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/04(火) 00:52:44.10 ID:i0/nGqrm0
エルフ「少し 落ち着けました。ありがとうございます」

隊長「礼はいらんと」  エルフ「状況はどうあれ、私あなたたちに助けてもらえたから」

隊長「ぶっ倒れる一歩手前まで放っておいたのも俺たちだぜ」
以下略



98:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/04(火) 00:53:47.20 ID:i0/nGqrm0
仮にも部下を何人も失ったのだ。仲間を失って腹を立たせる事のないリーダーも珍しいのではないのだろうか

少なくとも私が彼の立場なら平然としていられない

結構ドライな付き合いか、性格しているのだろうか この男は
以下略



99:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/04(火) 00:54:37.27 ID:i0/nGqrm0
エルフ「……ここに連れて来られたとき、目隠しされてきました」

隊長「そうなのか?」  エルフ「何か私に見られて困る物とかあるからじゃないの?」

エルフ「いいんですか? 今は何もされずにあなたの後ろを歩いてる」
以下略



100:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/04(火) 00:55:32.01 ID:i0/nGqrm0
隊長「中の奴らは病に侵されちまって、どうしようもねェー連中よ」

エルフ「病気? どんな?」

隊長「知らんね。そんな知識を持った奴はここにはいやしねェからな」
以下略



101:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/04(火) 00:56:46.86 ID:i0/nGqrm0
隊長の後ろへ着いて行き、建物の階段を昇って私たちは小さな屋上へ辿り着いた

ここからは 砂海が遠くまで見渡せ、砂ばかりとはいえ壮大な景色に思わず目を見張ってしまった

見上げれば空。雲がゆったりと流れ、太陽がギラギラと地上を変わらず照り付けている
以下略



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