過去ログ - 月火「どういたしまして、お兄ちゃん」
↓
1-
覧
板
20
898
:
◆XiAeHcQvXg
[saga]
2013/05/29(水) 13:38:08.72 ID:f/UYkWEU0
暦「僕はキスをした時に舌を入れた事なんて一度も無い!」
確かに、キスをする事自体はままあるのだが、だからと言って、今月火が僕に対してした様な事は断じて一度も無いはずだ。
火憐「え? 月火ちゃん舌まで入れたのかよ」
以下略
899
:
◆XiAeHcQvXg
[saga]
2013/05/29(水) 13:38:34.79 ID:f/UYkWEU0
火憐「よっし、んじゃあたしもー」
火憐は言い、僕の顔をがっちりとロックする。 手で押さえただけなのだろうけど、普通に反抗できない。
で。
以下略
900
:
◆XiAeHcQvXg
[saga]
2013/05/29(水) 13:39:01.59 ID:f/UYkWEU0
たとえるならば。
月火のは優しくて、ゆっくりとした動作の、油断していたらとろけてしまいそうな。 そんなキス。
火憐のは荒々しくて、だけどもなめらかで、こっちまでもが燃え上がってしまいそうな。 そんなキス。
以下略
901
:
◆XiAeHcQvXg
[saga]
2013/05/29(水) 13:39:27.87 ID:f/UYkWEU0
既にこの時点の話が外部に漏れてしまったら、間違いなく僕は外を歩けなくなってしまう。 むしろ家族とさえ、縁を切られてしまう。 下手をしたら社会的に抹殺されてしまう可能性すらある。
だから、これは無かった事にしなければならない。 なんとしても、絶対に。
ふと。
以下略
902
:
◆XiAeHcQvXg
[saga]
2013/05/29(水) 13:39:55.62 ID:f/UYkWEU0
無かった事にしようとして、後悔したんだ。
なのに、僕は今回の事を無かった事にしても……。
月火「火憐ちゃんずるーい。 そろそろ代わってよ」
以下略
903
:
◆XiAeHcQvXg
[saga]
2013/05/29(水) 13:40:24.70 ID:f/UYkWEU0
こう考えている間にも、今度は月火が僕にキスをしている訳だけども。 正直、そろそろ限界なんだけれども。
最終手段は、忍か。
……ああ、でも待てよ。 忍がこの時点で、僕に何もコンタクトを取っていないという事は、つまりは見捨てられたという事かもしれない。 あるいは見限られてしまったか。
以下略
904
:
◆XiAeHcQvXg
[saga]
2013/05/29(水) 13:40:52.19 ID:f/UYkWEU0
月火「どしたの?」
火憐「兄ちゃん、用があるなら早くしてくれよ」
暦「一応言っておくけどな、僕達は兄妹だ。 家族だ。 だけどな」
以下略
905
:
◆XiAeHcQvXg
[saga]
2013/05/29(水) 13:41:19.61 ID:f/UYkWEU0
言ってしまった。 ああ、もうどうにでもなれ。 これでこいつらがドン引きしてくれれば、もうそれで良い。
ちなみに、これは嘘偽り無い本心である。
火憐「なんだ、そんな事かよ」
以下略
906
:
◆XiAeHcQvXg
[saga]
2013/05/29(水) 13:41:55.81 ID:f/UYkWEU0
戸惑う僕に、火憐が僕の右耳に口を寄せ、囁く。
火憐「兄ちゃんとなら良いって意味だよ、分かるだろ?」
続いて、月火が左耳に口を寄せて、囁く。
以下略
907
:
◆XiAeHcQvXg
[saga]
2013/05/29(水) 13:42:33.78 ID:f/UYkWEU0
暦「あ、あはははは。 随分と性質の悪いドッキリだなぁ。 びっくりしちまったよー」
火憐「折角ここまでしてるのに、ドッキリで済ませようとするなよ」
火憐「……あたしだって、恥ずかしいんだからさ」
以下略
958Res/338.44 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 月火「どういたしまして、お兄ちゃん」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1368608077/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice