過去ログ - 月火「どういたしまして、お兄ちゃん」
1- 20
937: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/01(土) 13:51:32.29 ID:66vxYyud0
話を戻そう。 夢について。

夢。

それは前に月火と話した将来の夢であったり。
以下略



938: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/01(土) 13:51:59.69 ID:66vxYyud0
しかし、僕には明確な夢、目標みたいな物は無い。

火憐は多分、今この瞬間、地に足を付けて歩いている事自体が、夢を叶えているのだろう。

あいつは夢を実現させながら歩いているのだから。 火憐のそういった部分は本当に尊敬するし、羨ましいとも思う。 明確な目標を持っているあいつは、強い。
以下略



939: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/01(土) 13:52:27.82 ID:66vxYyud0




「兄ちゃん、あたしにとっては今この時がそうなんだよ。 今を生きて、明日を生きる。 それが夢なんだ」
以下略



940: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/01(土) 13:54:06.09 ID:66vxYyud0
如何にも言いそうな言葉だと思う。 果たして本当にそう言うのかは、分からないが。

つまり、要するにあいつは馬鹿なんだ。

どうしようも無く馬鹿だけど、それ故に。
以下略



941: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/01(土) 13:54:39.59 ID:66vxYyud0
そして月火、あいつには何が見えているのだろうか。

夢が無いといっても、それが本当かは分からない。 僕にだって、全部が全部を話してくれる訳では無いのだから。

ふわふわと生きている月火にとって、夢とはどういう響きなのだろう?
以下略



942: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/01(土) 13:55:06.54 ID:66vxYyud0
まあ、あいつの兄としては、月火に夢が見つかれば良いとは思うのだけれど。

いや、もしかしたら。 夢を見つける事自体が、あいつにとっての夢なのかもしれない。

……無いか。 そんなロマンチストじゃねえしな、あいつ。


943: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/01(土) 13:56:42.35 ID:66vxYyud0
そして僕達もいくら兄妹だと言えど、それぞれが目指すそれぞれの目標は違う。

僕なんかは明確に見えていないし。

火憐は今日この時その物が、昨日見ていた夢なのだろう。
以下略



944: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/01(土) 13:57:08.38 ID:66vxYyud0
僕の場合。

僕の場合だ。 もしもそんな僕が、はっきりとした夢を見つけた時、果てしてどの様な感情、想いが押し寄せるのだろうか?

もしかしたら、そのまま進むかもしれない。 その目標、夢に向けて。
以下略



945: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/01(土) 13:57:35.60 ID:66vxYyud0
火憐の場合。

あの恐ろしく強い妹の場合。 進行形で夢が叶い続けている彼女が、もしも地に足が着かない状態になったら、果たして火憐はどうなってしまうのだろうか?

常に歩いているはずの場所や居場所を失った場合、火憐だったらどうするのだろうか。
以下略



946: ◆XiAeHcQvXg[saga]
2013/06/01(土) 13:58:02.43 ID:66vxYyud0
あいつは、そこで諦めてしまうのだろうか。

それとも、新たに足場を作り出してしまうのだろうか。

もしかしたら、その状態こそを足場としてしまうかもしれない。
以下略



958Res/338.44 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice