過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」
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673:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2013/09/07(土) 13:10:34.50 ID:CDbWUnR20
>>672

「取り敢えず、誰を呼ぶ…」

アキラが長椅子を見付けて木乃香を横たえ、協議していた。

「魔力欠乏によるスリープ状態ですか」

するりと現れた葛葉刀子に、一同何も言えなかった。

「運んで下さい」

そして、木乃香は若い魔法教師により運び出される。

「葛葉先生?」

そのまま、千雨と刀子は並んで長椅子に座っていた。

「神裂火織との闘いの際、瀕死の重傷を負った神楽坂明日菜さんを治癒しました。
何度も、何度も、瀕死の重傷から戦線に復帰するまで、
実力のある治癒術者でも一度で倒れる程の事を何度も。
その後も、あの闘いで傷ついた者全員を治療しました。

刹那のために完全治癒術式を使おうとして固辞され、
それでも通常の最高級の治癒魔法でその気持ちを伝えた。
そして、その後に、宮崎のどかさんにいぶきどのおおはらへを使用。
いくら無尽蔵に等しい魔力容量があると言っても物には限度と言うものがあります」

刀子の言葉に、千雨は青くなって肩を押さえる。

「大丈夫ですよ。すぐに発見出来たのならばここなら対処出来ますから」
「良かった」

それは本心であったが、それと同時に刀子の恐れざるを得ない。次の言葉を。

「全てを救いたい」

それが、刀子の次の言葉だった。

「魔法に関わった者であれば、誰もが通る道です。
恐らくは、あの魔法名を持つ神裂火織も」
「神裂火織、ここに乗り込んで学園警備とも渡り合ったって。
そんなに強いんですか?」


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