過去ログ - 長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」
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808:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2013/09/26(木) 15:31:59.88 ID:ry1F75cU0
>>807

「間に、合いました。どっちかと言うとこちらの方が神話通りです」

ぜぇぜぇ荒い息を吐きながら愛衣が言う。
刹那の剣は達人の鋭い速さ、そこからの再生よりも早く焼き潰す必要がある。
その間に、絹旗が首と首の股に高い所からズドーンと着地してヒュドラの胴体にダメージを与える。
どう見ても小柄な少女の圧力ではない。軽く見ても自動車でも落下して来た様な衝撃だ。

「風楯っ!!」

その間にも、愛衣が吐き出される毒液を防御し、
愛衣と刹那が速射の火炎弾、気弾で懸命にヒュドラを牽制する。

(………首が、多すぎる………)

「秘剣、百花繚乱っ!!」

首を切り落とさない様に注意しながら刹那が気の波を放ち、
愛衣、絹旗共々一旦大蛇の大群との乱戦から距離を取る。

「こっち、こっちぃーっ!!」

見ると、フレンダが別の通路の入口から手を振って叫んでいる。
まずはアイテムの面々がそちらに走る。

「このおっ!!」

その後に、刹那と、ヒュドラにミニ太陽じみた火球を投げ付けた愛衣も追走する。

「おいっ、何やってるっ!?」

通路の途中で立ち止まった愛衣に麦野が怒鳴った。

「へばりやがったか?死ぬだけだぞっ!!」
「先に行って下さい」
「あ?」

元来た方を向いて、大きく脚を開いて腿に手を当てた愛衣の回答に麦野が足を止めて聞き返す。


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