106:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/24(金) 06:28:19.06 ID:J60wAoTTo
わたしは通路を逆戻りし、玄関ホールから距離を取る。
シラユキとすぐ近くで言葉を交わすわけにはいかなかった。
わたしが厨房の付近まで移動したとき、シラユキは玄関ホールの方から姿を現した。
シラユキは口元に人差し指を立てて当てた。真面目な表情だった。
彼女とわたしは厨房の中に入り、小声で言葉を交わした。
「話、聞いていましたか?」
「……途中から」
怒られるかと思ったが、シラユキはそこをあまり気にしていない様子だった。
「どこか、隠れられる場所に心当たりはありますか?」
「……分からない。ねえ、どうして隠れなくちゃダメなの?」
「あとで説明します。とにかくわたしが村長さんを案内します。
あなたはできれば、長い時間隠れられて、見つからない場所を探してください」
「そんな場所なんて……」
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