過去ログ - 少女「雨が止んだなら」
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402:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/11(火) 08:12:19.49 ID:CqJ5WJUIo

「さて、それじゃ、話をしようか」

「話すことなんてない」

以下略



403:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/11(火) 08:12:49.58 ID:CqJ5WJUIo
つづく


404:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/11(火) 09:15:34.28 ID:5AAKmO9AO
乙…




405:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/11(火) 09:21:45.90 ID:7bPyBlaOO



406:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/12(水) 07:12:05.25 ID:7hCNFplso



「わたしが誰だか、あなたには分からない。そうだよね。
 だってそういうふうに出来てるんだから。
以下略



407:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/12(水) 07:15:33.70 ID:7hCNFplso

 この世界は、シラユキが言っていたみたいに、たしかに世界として独立している。
 だから、あなたがこの世界からいなくなったとしても、世界は成立し続ける。
 
 でも、輪郭は曖昧だし、ちょっとしたことですぐに揺らいでしまう。すごく不安定なの。
以下略



408:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/12(水) 07:18:08.28 ID:7hCNFplso

 ここまではさして驚きもないでしょう? 成り立ちからしておかしな世界だしね。

 どうして世界がこんな形になったのか。世界をこんな形にしたのか。
 それは、わたしにもちょっとはっきりしない。いろいろと、筋が通らないところも多いし。
以下略



409:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/12(水) 07:18:49.94 ID:7hCNFplso

 もしあなたが死にたいだけだったら、こんなまどろっこしい世界は必要なかった。
 そして、もしあなたが生きたいとだけ願っていたなら、やっぱりこんな世界は必要なかった。

 それって、ごく自然なことだと思わない?
以下略



410:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/12(水) 07:20:11.52 ID:7hCNFplso

 そういう意味で、あなたの願望のひとつはとても、とてもシンプルな形でこの世界を象徴している。

 雨。

以下略



411:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/12(水) 07:22:26.75 ID:7hCNFplso

 でも、そんな考え方じゃ、何もできなくなってしまう。
 あなたはあなたなりに、価値のあるものを見つけようとした。
 そうすることで、"何もなくなってしまう"ことを避けようとした。

以下略



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