過去ログ - 少女「雨が止んだなら」
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/18(土) 07:56:08.03 ID:0FhXK3hqo

「そんなこと言わずに、味見させてよ」

「……かまいませんけど」

 シラユキは作っていたスープを小皿に取り分けてくれる。
 わたしは手渡されたそれを受け取って、その場で口にする。

「おいしい」

 と言うと、シラユキは頬を緩めた。

「もうすぐ出来上がりますから」
  
 彼女の声に、わたしはなんだか嬉しくなった。
 
 いつからなのか。
 どうしてなのか。

 わたしと彼女はここで暮らしている。
 いつからか、ずっと、たったふたりで。




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