88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/23(木) 08:18:54.16 ID:eYA5xb04o
シラユキが洗い物を終えて戻ってくる。彼女は食事を作るのも片付けるのも、手際がいい。
もっとも、二人分なのでそう手間がかからないだけかもしれないが。
今日は買い物に行かなかったから、明日、シラユキは街に行くのだろう。
そうだとすれば、わたしはこの屋敷にひとりで残ることになるのか。
そのことを考えると、追い払ったはずの不安が、ふたたび胸の中で疼いた。
「部屋に、戻らないんですか?」
「……」
「不安なのは分かりますけど、お風呂に入って寝ちゃった方がいいですよ」
「……シラユキ」
「はい?」
「ずっと不思議だったんだけど、シラユキは今回のこと、そんなに怖がってないみたいだね」
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