過去ログ - モバP「蘭子が中二病になった理由」
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1:むぶろふすか ◆gijfEeWFo6[saga]
2013/05/20(月) 02:14:07.21 ID:Bs/q4Qil0
※蘭子の熊本弁が難しくて、若干違和感あると思うので注意です。
※設定がぶっ飛んでいるので気をつけてください。







「煩わしい太陽ね!(おはようございます!)」

「おはよう蘭子」

 いつもと趣向が同じである、フリルたっぷりの白と黒の合わさったゴスロリドレスを着用した蘭子が事務所へとやって来た。
 紛い物の紅い瞳は今日も爛々と輝いている。

 蘭子は事務所のソファに座り、荷物からスケッチブックを取り出した。

「我が友よ、我が禁断のグリモワールを見るがいい!(プロデューサー、私の書いた絵、見てください!)」

「相変わらず上手だな、蘭子は」

 蘭子は本当に絵が上手い。そっちの業界も目指せる可能性があるぐらい。

「蘭子ちゃん、絵描いたの? 私にも見せてー!」

「ふっ、興味は時に身を滅ぼすぞ(いいですよ、どうぞ)」

 加奈が蘭子のスケッチブックに興味を示した。蘭子は少しだけ恥ずかしそうにしながら、スケッチブックを差し出す。
 パラパラと加奈が捲り、感嘆する。

「やっぱり上手いなぁ……」
 

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2:むぶろふすか ◆gijfEeWFo6[saga]
2013/05/20(月) 02:15:29.84 ID:Bs/q4Qil0

「これぐらい、造作も無い事(あ、ありがとうございます)」

 蘭子が壁に掛かっている時計に視線を移す。スケッチブックをしまい、いそいそと仕事に行く準備を始めた。
 入り口の扉に手をかけたまま、こちらを振り向く。
以下略



3:むぶろふすか ◆gijfEeWFo6[saga]
2013/05/20(月) 02:16:57.85 ID:Bs/q4Qil0

「なぁ、下僕よ……あれは何だ?」

 紅い瞳を輝かせて彼女が指を差したものは、ソフトクリームだった。

以下略



4:むぶろふすか ◆gijfEeWFo6[saga]
2013/05/20(月) 02:18:06.60 ID:Bs/q4Qil0

 彼女はソフトクリームを食べた事がないらしく、口元にはべったりとクリームがついていた。蘭子のクールな容姿とは裏腹に、どこか子供みたいで、おかしかった。
 ティッシュを取り出し、蘭子の口元を拭ってあげる。くすぐったそうにしている彼女は、とても愛らしかった。

「ふふっ、流石我が右腕、有能だな」
以下略



5:むぶろふすか ◆gijfEeWFo6[saga]
2013/05/20(月) 02:21:03.77 ID:Bs/q4Qil0

「くっ、れっすんとやらは中々にやる……それに、灼熱で焦がされるような熱気だ」

 ゼェゼェと肩で息をしながら、彼女が呟く。やはりレッスンをした事はないらしい。表現も中々にオーバーで面白かった。

以下略



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