過去ログ - 一護「…あ」 フレンダ「…え?」
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79:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/11(火) 00:20:27.52 ID:CWkcaF2p0
 だから、仲間を裏切ってでも、生き延びなければならない

「ぁぁあああああぁあああ!」

手にした手榴弾を投げつける…
派手な爆発音が響き、爆風が吹き荒れた
それでも…

「っくぅ…!?」

もうもうと立ち込める煙の中に、不気味な光がうっすらと見える
学園都市第四位…麦野沈利の原子崩しだ

「結局…この程度じゃ殺せないってわけね」

その程度のことは意にも介さない…それでこその超能力者…学園都市最強の七人… 
 その七人のうちの一人…先程の手榴弾で、傷一つついていない女が、怒りの形相のまま口元に笑みを浮かべる
 
「なぁんだよ?そんなもんかよぉ?フレンダぁぁあ?」

「っ…!」

今のでダメージがない…ということは、下準備のない私では、遠距離で麦野に勝つことは出来ない、ということだ

「だったら…」

片手を帽子にかけ、スカートから閃光弾を落とした
帽子で自身の視界を遮り、光を遮断する…今、この帽子の外では煌々と輝く光が麦野の視界を奪っているはずだ

ここで逃げようと思えば、もしかしたら逃げられるかもしれない…
けれど、麦野は絶対に裏切り者を許さないだろう
例えここで逃げたとしても、今度は滝壺を引き連れて私を追ってくるに違いない
そうなったらおしまいだ。どう足掻いても逃げ切れるわけがない。だから、私が生き延びるには、ここで麦野を殺すしかない



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