過去ログ - 恵美「もしも魔王の正体に気づかなかったら」
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24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/24(金) 17:18:13.27 ID:raX+wY0oo
恵美「……何してるんですか、芦屋さん」

芦屋「うおわぁっ! ゆ、遊佐さん……!?」

仕事が終わり、その日はまっすぐ家に帰るべく
新宿の地下通路を歩いていると、通路の一角で柱に隠れて
尾行か何かでもしているような怪しげな人影を発見。
よもや悪魔か、とよく見てみれば、芦屋さんだった。

芦屋「いえ、少し夕方の散歩と洒落こんでいまして……」

恐ろしく嘘の下手な人だった。
あえて無視し、芦屋さんの睨んでいた方向を見てみると、

恵美「……え」

そこにあるのはチェーン店のカフェ。
そしてその窓際の席に座っているのは貞夫と、……かわいい女の子だった。

恵美「あ、あ、あ、芦屋さんっ! どういうことですかっ!?」

芦屋「いえ、あの、まずはこの手を、ごっふぅ……」

気づけば芦屋さんの襟首を掴んでブン回していた。
……落ち着いて、冷静になるのよエミリア。
別に若い男と女がカフェでお茶してたってデートってワケじゃない。
……他のどういうシチュエーションに見えるのかという内心のツッコミは押し留める。

芦屋「ええとですね、彼女は真奥のバイトの後輩で」

芦屋「何やら悩み事があるとかで、ああして話を聞いているだけで……」

恵美「悩みなら職場で話せばいいじゃないですか。なんでカフェなんですか。なんでカフェなんですか」

芦屋「……いえ、私にはなんとも……」

怯えられた。顔や口調は普段通りのつもりなのだが。

改めて彼らの様子を見てみれば、貞夫の服装はいつもと違い、洒落たものだった。

恵美「……あいつ、あんないい服も持ってたんですね。ご飯にも困るくせに」

芦屋「こんな事もあろうかと、密かに貯めていたヘソクリで私が見立てました」

……芦屋さんは自分のことを部下と言っていたが、母親か新妻とでも言ったほうがいいのではないだろうか?
ひょっとすると貞夫の隣にいるための一番の障害は彼なのではと、益体もない考えがよぎる。


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