24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/28(火) 02:17:52.93 ID:ndlZZNUTo
切ないな…
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2013/05/28(火) 02:17:58.11 ID:HL4pHJQs0
エレン「ミカサ、そろそろ起きろよ」ユサユサ
ミカサ「…ん……エレン…?」
エレン「お前が寝坊なんて珍しいな。もう昼だぞ」
26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/28(火) 02:23:48.80 ID:HL4pHJQs0
エレン「うわ、すげぇ人混みだな…!」
ミカサ「行き来が盛んになった分、商売も盛んになって賑わっているから」
エレン「お、あの屋台肉挟んだパン売ってるぜ!あれにするか」
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/28(火) 02:30:05.21 ID:HL4pHJQs0
ミカサ(エレンが咄嗟に差し出してくれた腕。飛び込まずに堪えてしまって、少し残念。
けれど、勿体なくてこちらに向けられた手を握りしめたら、エレンは払わずに握り返してくれた。
二人で人混みを、手を繋いで歩く休日。外の世界は巨人の脅威が縮小して、平和が目に見える速度で浸透している。待ちゆく人々は、みんな笑顔だ。
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/28(火) 02:36:29.46 ID:HL4pHJQs0
ショタ「ぐすん…おかあさん、どこ…?」
エレン「おい坊主、どうした?男が泣いてるとみっともないぞ」
ショタ「……ぼく、おかあさんとおかいもの、きて…おかあさん、まいごになっちゃった」
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/28(火) 02:43:24.58 ID:HL4pHJQs0
エレン「っ!?」ビクンッ
ショタ「あ!おかあさんだ!おじちゃん、おかあさんあそこ!!」
エレン「………」
30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/28(火) 02:50:11.16 ID:HL4pHJQs0
母親「え?ああ、英雄のアルミン・アルレルト様からお借りしたんです。
私の両親が…シガンシナで、巨人にやられまして。その敵を取る作戦を考え殉死した、英雄ですから。
頭のいい子になって欲しいと思ったんですけど、どうにもやんちゃで…あれ、アルミン、その手に持ってるのは?」
31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/28(火) 02:57:08.35 ID:HL4pHJQs0
ミカサ(母子を見送るエレンは、笑顔で手を振っていた。
何度も頭を下げる母親に、半分にしたパンを差し出す少年の姿が人混みに消えて…
同時にエレンの笑顔も、消えてしまった)
32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/28(火) 03:05:03.47 ID:HL4pHJQs0
ミカサ「……エレン」
エレン「そりゃあ、俺もおじちゃんになっちゃうか…」
ミカサ(エレンは、涙を流していた。刺繍したハンカチを差し出して、そっと道の陰に彼を隠した。
33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/28(火) 03:12:04.79 ID:HL4pHJQs0
エレン「…半分にしろ。食べたら、ベッド見に行くぞ」
ミカサ「分かった」クスクス
エレン「にしてもあの坊主、お前はおねーちゃんなのに俺はおじちゃんだと!」モグモグ
34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/28(火) 03:20:00.15 ID:HL4pHJQs0
エレン「あれ、同じ部屋に置くのか?」
ミカサ「? だめなら、諦める…」
エレン「あー、いや、そういう意味じゃねーよ。でも同じ部屋で寝るなら、別に要らなかったと思ってさ」
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