過去ログ - 食蜂「今日は卵が安いわねえ……」美琴「何してんのアイツ」
↓
1-
覧
板
20
8
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/05/30(木) 20:37:52.73 ID:TCuDJVoN0
その後、店員から牛乳を受け取った食蜂は、嬉々とした表情で、レジへと向かっていった。
おそらく、今までの人生の中で最もしょうもない能力の使用方を見た美琴は、ゲンナリとした表情で、その後ろ姿を見送る。
まだ、店内に入ってから5分程度しか経っていない。
にも関わらず、この疲れ具合。
店員「816円になりまーっす」
食蜂「ふっふふ〜ん♪」
一方でご機嫌な食蜂は、サイフから小銭を直接店員に手渡している。
会計では能力は使わないんだなと考えて、店内にいくつもの監視カメラがあることを思い出す。
本来的には万引き防止用なのだろうが、電子関係の能力を持たない食蜂に対しては能力制限を掛けているのと同じ効果があるということだ。
美琴(私の場合なら、逆に人的なセキュリティの方が厄介なんだけどね)
もちろん、実際に実行はしないけどと誰かに言い訳するように呟く。
力を持ちすぎて変なことを考えることはあっても、それを実行したことで得られるメリットとデメリットにはあまりにも差がありすぎる場合が多い。
たまに我を忘れることもあるが、美琴は、レベル5の中では比較的常識人の部類なのだ。
そんなことを考えているうちに、もう1人のレベル5は会計を済ませ、つり銭をサイフに入れ―――、
美琴「ん?」
というか、今更気づいたがサイフはそこそこのブランド物のようだ。
常盤台の生徒が持つサイフとしては、一般的なレベルだが、金額的には数十万で買えればお得というクラスのもの。
てっきり、レベル5の第5位は貧乏学生だった、というオチかとも思ったが、話はそう単純なことではないらしい。
テキパキと慣れた動作で、商品をビニール袋の中に詰めていく。
買い物カゴを空にすると、流れるような動作で、普段持ち歩いている手提げ袋の方から紙を1枚取り出し、ゴミ箱へと投下した。
食蜂「今日はおしまーい。悪くならないうちに冷凍しなくちゃねえ☆」
とそれだけ言い残すと、そのまま彼女は後ろを振り返らずに店を後にしていった。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
545Res/251.39 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 食蜂「今日は卵が安いわねえ……」美琴「何してんのアイツ」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1369913654/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice