251: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/07/04(木) 22:48:41.44 ID:QlsdezhE0
…………
月夜の下
大きな、大きな折り鶴が、滑るように空を飛んでいた。
それは、ふわりふわりと風に乗って、羽ばたいて、空を飛んでいた。
252: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/07/04(木) 22:50:05.26 ID:QlsdezhE0
「……折り鶴を追跡されたら厄介だと思ったが……どうやら上手く注意をひきつけてくれたらしいな。静・ジョースター……」
男は喉の奥で笑うと、夜道をするすると歩いて行った。
黒い服を着て暗い道を歩く男は、まるで宇宙と溶け合ったようであった。
253: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/07/04(木) 22:51:32.01 ID:QlsdezhE0
…………
仗助「……やられたぜ」
億泰「どッ!?どうするんだ〜ッ仗助ッ!『あいつ』が盗まれたってなると……」
254: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/07/04(木) 22:52:54.18 ID:QlsdezhE0
ハイウェイ・スター『仗助、あいつの臭いを辿ってみるか?覚えてないかもしれないが……』
仗助「無駄だ裕也。『あいつ』の臭いなんてよ〜〜……もうとっくに『新鮮』じゃあねーだろう」
静「……『あいつ』?……ちょい待って……」
255: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/07/04(木) 22:53:46.75 ID:QlsdezhE0
仗助「あの『本』の……タイトルは『エニグマ』という。そして、あいつは……元人間だ」
静「……は?」
仗助「あいつの名前は『宮本輝之輔』……おれが昔戦って、『本』に変えた人間だ!」
256:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/04(木) 22:56:14.73 ID:G5tJdZG70
え、エニグマだったのかまじで…!
257:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/04(木) 22:56:40.26 ID:oeuB7Wsz0
乙です
夜の図書館で色んなスタンドの攻撃くらったり
億泰がマジギレしてる姿を間近で見た静の気持ち想像したら怖すぎて笑えなかったです
258: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2013/07/04(木) 22:57:45.24 ID:QlsdezhE0
これにておしまいです。あー今回のは一番難産でした。
原作のスタンド使い書くのは本当肩に力入ります。
エニグマ……ほとんどバレていなかったようで安心です。
一人だけポツリと言われたときは心臓止まるかと思いました……。
259:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/04(木) 23:00:37.76 ID:DIjK/Jui0
エニグマは予想外だった・・・乙!
自分のペースで頑張ってくれ
260:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/04(木) 23:12:49.11 ID:49h8vXwmo
今回も面白かったです
個人的にDIOの日記かなーって思ってたからびっくり
敵さんもエニグマなんか持って帰って何に使うんだろう…魔王封印みたいな?
次回も頑張ってください!
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