過去ログ - 一方通行「借金の形に身売りする事になった」2
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52:二十日目 ◆wmC3g/mCZw[saga !nasu_res]
2013/07/21(日) 01:49:41.41 ID:Z1Z3GL3a0
加減をしながら少しずつ緩急の落差を大きくして行けば比例して組み敷いた身体も激しく乱れ始めます

時折裏返る声が限界の瀬戸際を知らせてきて、歯の根が合わずにかちかちと鳴る微かな音が鼓膜を擽ります

そして、それにも関わらずやはり未だ控えめな根の反応にふっと笑みを深め、

「…イきそうか?」

答えの解り切った問いを投げてやれば飽和寸前で焦点のぶれた瞳が縋るように木原を映します

やっとの様子で開かれた口ははくはくと震えるばかりで、縺れる舌が碌に音を成しません

一方「…ンっ………く、イく…っ……、っもォ…―――…っ…!」

ようやく絞り出された声に敢えて被せるタイミングでぐっと腰を押し付ければ、語尾が嬌声に取って代わられます

漏れた分を補う如くどくどくと注ぎ込まれる濃厚な熱の奔流が再び腸内を満たしていきます

逃れるかのように揺らめく腰を鷲掴んで強引に縫い止めると薄い腹筋がびくびくと震えるのが掌に伝わります

下肢では漸く芯を持ち始めていた根が脚の間でぷるぷると震えています

ひくつく先端からは僅かに弾けた透明な先走りの名残がぽたりぽたりと滴るのみで、双珠の中身が吐き出される様子はありません

背を弓形に撓らせ、細い身体を指先まで震わせながら絶頂に浸る一方通行にはそれに気付く余裕などある筈もなく

一方「ひ…ィ、…は…っ、……っァあ……ン、…っ、」

脳まで痺れるような深い快感の長く尾を引く余韻に、切れ切れの喘ぎを零しながら身悶えています

ややあって、呼吸が大分静まり甘く吐息が零れるのに顔を見やれば、長い睫毛の下で半ば伏せられた瞳がとろりと陶酔の色を浮かべています

一方「……ふ、ァ、………はァ…、」

しかし次の瞬間、笑みを刷いた木原の唇が一層酷薄に吊り上がるのを目の当たりにして潤んだ赤が怯えたように小さく瞠られます

「――よう。気付いてるか、一方通行?」

余り宜しくない類の響きを含んだ声が無意識に息を呑んだ一方通行の耳元にやけに優しげに落とされます

すうっと眇められる双眸は妙に穏やかで、けれどその奥に透けて見えるのは薄らと滲む揶揄の笑み

一方「っ……? ……な、に…?」

思考を回す余裕など殆どないまま疑問符を浮かべる一方通行に、今度は明らかな揶揄いの色を浮かべて木原が口を開きます

「お前さぁ……今、射精してねぇんだけど。自覚してるか?」

一方「………、…え…?」

告げられた言葉の意味が十分に浸透しないまま、きょとんとした赤い瞳が反射的に己の下肢に向けられます

大きく開かれたままの脚の間の付け根の部分にくったりとした色味の薄い根が視界に入ります

木原のような絶倫ならばともかく、一方通行の場合は絶頂の後で勢いを失った状態であるのはおかしい事ではありません

いつもと違うのはその周囲

何某かの違和感を感じて視線が止まっています

上り詰めると同時に吐き出されたはずの白濁が見当たりません

肌をねっとりと伝い落ちる濃厚なそれは後孔から溢れ出した木原のものだと一目で判別が出来ます
 



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