過去ログ - 慎二「お前が僕のサーヴァントか!」その2
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725: ◆DDBjj51DRA[saga]
2013/08/19(月) 18:38:32.44 ID:6B5fRCye0

「…案外、腕は立つようだな」

「うるせぇ馬鹿!ほんとビックリしたんだゾ!」

ホムンクルスは子供のような難癖をつけると、その台詞とはおよそ不釣り合いな得物を取り出す。
構えたのは機関銃――――マシンガンだった。しかも、両手に一丁ずつである。

「お返しに俺ちゃんも先生をビックリさせたげるネ!撃ち方構えー!3、2、1――――撃てー!」

BANG!BANG!BANG!と叫ぶ声さえ、もはや聞こえない。
放たれる弾丸の嵐と共に、発砲音は森の静寂をぶち壊す。
葛木は樹木の陰へと逃げ込むが、その行為に意味があるとは思えなかった。
銃撃は辺りの木々を平気で圧し折っている。
だから、葛木が無傷だったのは奇跡と言っていい。

「無傷ってマジかよ!だーかーらー!こっちとしては、どの木の陰に隠れたのかを描写してほしいワケよ!無駄弾撃っちゃったジャン!」

「……成程。そこまで便利な読心術ではないようだな」

確かに驚いたが、この大雑把な戦闘法では葛木を倒せない。
この程度では、接近戦の技術もたかが知れているだろう。

「オイオイ、嘗めんなヨ先公!俺ちゃんが大雑把な戦法しかできネーって?………ゴメン、その通りカモwwww」

ホムンクルスが次に取り出したのは、確かにこの上なく大雑把な武器。
とても一個人に使うような兵器ではない。
それは――――対戦車用、グレネードランチャーだった。




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