51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/07(金) 13:46:19.08 ID:TI/AI2sr0
  
 P「春香はどうして日本に来たんだ?」 
  
 春香「いいえ」 
  
52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/07(金) 13:46:50.31 ID:TI/AI2sr0
  
 顔を上げると、一枚の写真が差し出される。 
 一人の上品そうな女性が写っていた。 
  
 俺は自然にこう書いていた。 
53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/07(金) 13:47:19.67 ID:TI/AI2sr0
  
 P「無垢な奴だな、お前」 
  
 春香「むく?」 
  
54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/07(金) 13:48:54.26 ID:TI/AI2sr0
  
 春香「――」 
  
 これは… 
  
55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/07(金) 13:50:01.48 ID:TI/AI2sr0
  
 春香「――」 
  
 歌っているときの春香は普段とは違って見える。 
 目を閉じて、キレイな歌声を響かせる春香は、とても…そう、自然だった。 
56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/07(金) 13:50:31.40 ID:TI/AI2sr0
  
 にこにこと笑っている春香の顔をじっと見る。 
  
 擦り切れた俺の心にも、まだ音楽に癒されるほどの心は残っていたらしい。 
 一人で生きるには不要なその心を。 
57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga saga]
2013/06/07(金) 21:52:28.13 ID:rQg96V3e0
  
  
  
 ―午後八時。 
  
58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/07(金) 21:53:11.46 ID:rQg96V3e0
  
 少年「え…」 
  
 律子「持ってたら」 
  
59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/07(金) 21:53:49.52 ID:rQg96V3e0
  
 少年「え?で、でも電話でチョコの箱っていわれたから…」 
  
 律子「…別にチョコはいらないから…」 
  
60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/07(金) 21:54:34.35 ID:rQg96V3e0
  
 律子「何?」 
  
 少年「これって…注射器とかついてないんすか?」 
  
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