64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/07(金) 21:57:50.28 ID:rQg96V3e0
  
  
  
 秋月律子の価値基準はただ一つ。 
  
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2013/06/07(金) 21:59:12.33 ID:rQg96V3e0
  
 歩くと廊下がけたたましく鳴る。でも問題なし。 
 妙な虫(きっとその中にはシロアリも含まれるだろうと律子は見ている)がいっぱい。でも問題なし。 
 地盤とは関係なく、構造上の問題で一日数回建物が揺れる。が、これも些細な問題。 
  
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2013/06/07(金) 21:59:46.19 ID:rQg96V3e0
  
 商売用の携帯電話だ。 
 鳴ったときは商売の話に決まっている。 
  
 律子「…もう」 
67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/07(金) 22:00:31.38 ID:rQg96V3e0
  
  
  
 変人を追い払ってから数日、俺と春香は街に出てきた。 
 生活用品を買い足すためだ。 
68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/07(金) 22:01:26.85 ID:rQg96V3e0
  
 久しぶりに外に出たからか、そもそも街並み自体が珍しいのか、春香は俺の後ろにくっつきながら、きょときょと落ち着きなく視線をさまよわせていた。 
  
 P「ちょっと銀行に行ってくる。トラブルに巻き込まれるなよ」 
  
69:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/07(金) 22:02:19.75 ID:rQg96V3e0
  
 P「おい!」 
  
 駆け寄って男の肩をつかむ。 
  
70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/07(金) 22:02:57.99 ID:rQg96V3e0
  
  
  
 黒井「ねえねえ、Pくん」 
  
71:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/07(金) 22:03:43.55 ID:rQg96V3e0
  
 P「そういえば昼間、あいつ変な男に絡まれまして」 
  
 黒井「変な男?」 
  
72:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/07(金) 22:04:33.02 ID:rQg96V3e0
  
 黒井「…Pくん、戸締りはちゃんとしてる?」 
  
 P「へ?」 
  
73:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/07(金) 22:05:57.15 ID:rQg96V3e0
  
 P「たまにしか出しませんよ、そりゃ」 
  
 黒井「そうしたほうがいい。トラブルに巻き込まれたくないでしょ?」 
  
74:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/07(金) 22:06:54.24 ID:rQg96V3e0
  
  
  
 帰宅すると、アパートの扉がぶち抜かれていた。 
  
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