5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/06/06(木) 23:27:27.95 ID:EFc8l7X10
「ああもう! 星さん、少しボクと付き合ってもらえますか?」
「付き合う……?」
「ええ。どうせ暇ですよね? それならお茶でもして待ちましょうということです」
私の返事を待たずに歩き始める輿水さん。
慌てて後を追いかける。
すると輿水さんはちょっとだけだけど歩調を緩めた。
「あっ……」
「どうしました?」
「歩く速さ、一緒……フフ」
「っ。ふ、ふん! ボクと同じ歩調とはなかなかやりますね!」
……輿水さんって、実は良い人かもしれない。
親友のエリンギも柄を曲げてカサを垂れて頷いていた。
「ここはボクの奢りです。なんでも好きなものを頼むといいですよ!」
「で、でも、私の方、が……年上」
「アイドルでは先輩です。気にしないでください」
……お言葉に甘えてキノコグラタンとドリンクバーを注文。(ちなみに親友はお店の脇にあるプランターの側に置かせてもらってる)
「星さんって、キノコが好きなんですよね。いつも持ち歩いてますし」
「うん、親友。ここから、でも……声が届く、よ。フヒッ」
「そ、そうですか……」
朝ごはん食べて来なかったから、実はちょっと……だいぶお腹空いてたり。
フフ……キノコは愛でてよし食べてよし友達によしの三拍子。
「……美味しそうに食べますね」
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