過去ログ - クリスタ「ユミルを好きになるお話」ユミル「ほう」
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[saga]
2013/06/07(金) 20:45:15.32 ID:okfvba2r0
食事の内容はいつも通りだったけれど、私の皿だけパンやら芋やらが積み重なって、塔のようにそびえていた。
どうやら建築者はライナーらしい。積んだというよりも力任せにねじこませて、塔の体裁を保っているようだったけれど。
「ありがとうライナー。嬉しい……でも、こんなに食べきれるかな」
「そうだな……」
「でも、せっかくだから頑張るね」
「あ、ああ」
「ライナー?」
ライナーはそれだけ言うと、すぐにベルトルトの元へ行ってしまった。
「ミカサとエレンが戻ってきたぞー!」
コニーがやたら大声で言うと、他のみんなが口々に歓喜の叫びを上げていた。
「やりやがったな、おまえらならできると思ってたがよ!」
「ミカサを行かせて正解だったぜ」
「エレンだけじゃ不安だからな」
「おい、ミカサに絞殺されるぞ!」
彼らは肉と酒調達部隊として、隠密に作戦を遂行し完遂させてきたようだった。
「ほらほら、サシャにとられる前に食って飲んじまえよ」
「あはは……」
ジャンが取り分けてくれたそれを受け取る。横から『にくううう』と歯ぎしりを立てるサシャの視線が痛い。
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