過去ログ - クリスタ「ユミルを好きになるお話」ユミル「ほう」
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26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/07(金) 20:46:21.71 ID:okfvba2r0

「クリスタ、あんた酒なんて飲めたの?」


椅子に足を組んで座っていたアニがからかうように言った。


「わからないけど、せっかく二人が取ってきてくれたんだし……」

「クリスタ……別に無理に飲む必要はないからな」


片手にワイングラスを携えたエレンが、人の群れからひょっこり顔を出す。それに続いてミカサも、


「クリスタは肉をしっかり食べた方がいい……サシャ、何してるの?」

「はひいいい……」


パンと芋タワーの一角がサシャによって、いざ崩されんとしていた。


「いいよ、いいよ。もう、食べちゃおう」


私がそう言い終わる前に、彼女はパンを一つをぺろりと平らげていた。満足げなサシャの顔は、不気味なほどに笑顔だった。


「おい、こらサシャ、お前まだ乾杯も……あー! はあ、んじゃ、みんなグラス持ったか? 改めてクリスタよく戻ってきた!! あんまり、騒ぐなよおまえら! はい、せーの!!」


ジャンの合図により、猛々しくも遠慮がちにみんなグラスを掲げていた。


「「カンパーイ!!」」


私は嬉しくて、喉が熱くて、あまり大きな声では言えなかった。だから、小声でありがとうを何度か呟いた。




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