過去ログ - クリスタ「ユミルを好きになるお話」ユミル「ほう」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2013/06/07(金) 20:48:14.40 ID:okfvba2r0
この二・三日、昼間の内にアルミンとユミルが共同で、食糧庫の警備網のスキを探っていた、とアルミンが教えてくれた。
「そうなの!? じゃあ、ユミルがよく救護室に来てたのって……こっちの棟の食糧庫を」
「まあ、偵察も兼ねてたってわけだよ。おかげで、いつどのタイミングで警備がざるになるのか分かったしね。それと、上官様が横領しているのも……まあ、これはいいか」
「そうなんだ……」
「……ごほん、まあ、でも並の兵士の機動力じゃそこに侵入して脱出するってのが難しくて、それで、あの二人に行ってもらったのさ」
「もう、ユミルったら教えてくれればいいのに」
「そりゃどっきりパーティーだしね」
「アルミンもありがとう」
「……どういたしまして。はい、乾杯」
「乾杯」
いつもは訓練や作戦で疲弊しきった空気しか流れていない食堂が、嘘みたいだった。
バン―――!
「上官様が来るぞ! みんなブツを所定の位置に戻せ!!」
さすが、というか、日ごろの訓練や実戦のせいもあってか、彼らの撤収作業は素早かった。というか、いつの間にこんなチームプレーを身に着けていたのだろう。
各々、自分の取り分を持ち帰ることにして、パーティーは早々に幕締めとなったが、それでも私は余韻冷めやらぬ気持ちで寝室に向かった。
「ふんふーん……」
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