過去ログ - 暁美ほむらと、もう一人の時間遡行者
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35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/08(土) 23:19:31.12 ID:RbO7Y6vAO

「ほむらちゃん、私が誘ったのに……」


冗談めかして頬を膨らませるまどか。
それでも目は半分くらい本気なのが見てとれた。


「ごめんなさい、まどか。でも、あなたもさやかばかりじゃない」


言ってから暫く顔を見合わせて、殆ど同時に笑いだした。
さやかはなにがなんだかという表情をしてたが、気にしない事にした。


「ちょっとちょっとまどか、いつの間にそんなに転校生と仲良くなったの?」

「え?うーん、何となく、かな?それに初めて会ったって気もしなかったんだ」

「ますます分からんぞー」

「内緒だよ、さやかちゃんきっと笑うもの。行こ、ほむらちゃん!」

「ええ」

「あ!待ってよ!」


頭を抱えるさやかを置いて、まどかは私の手を取り駆け出す。
明るく手を引くまどかは、初めて会った時の、一番最初の鹿目まどかと重なった。





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