過去ログ - 暁美ほむらと、もう一人の時間遡行者
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61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 23:10:06.92 ID:KU+0TEgAO

出された紅茶とケーキは、いつも通り美味しかった。
常に同じ味だけれど、これは何度繰り返しても苦痛じゃない。

初めて味わう二人の反応は毎回一緒で、目を輝かせて巴マミを見つめる。
以下略



62:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 23:11:04.49 ID:KU+0TEgAO

「さて、と。それじゃあ話をしましょうか」


巴マミがそう言うと、やっと出番が来たかと横になっていたインキュベーターがクッションから起き上がってきた。
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63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 23:12:06.23 ID:KU+0TEgAO

「えと、ほむらちゃんもマミさんも、その……魔法少女?ってやつ何ですよね?」

「そうね。そしてこれが、魔法少女となった人の証よ」

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64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 23:13:38.14 ID:KU+0TEgAO

「願いを叶えて貰えるとしても、その代償は大きいわ。どんな願いとも釣り合わない程に」


願い事を考えている様子の二人に釘を刺した。
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65:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 23:15:35.64 ID:KU+0TEgAO

「……君は二人に契約して欲しくないみたいだね」


今まで黙っていたインキュベーターが口を開いた。
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66:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 23:17:02.60 ID:KU+0TEgAO

巴マミの問いに僅かに思考を巡らせ、私は一番最初の出会いを思い出す事にした。

まどかと、そして巴マミが私を助けてくれた、その記憶を。

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67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 23:20:13.85 ID:KU+0TEgAO

「私の尊敬してた人が死んだ時、私はまだ魔法少女では無かった。あの時私も居たら変わってたかもしれないって、ずっと思ってる。……それで、巴さんに相談なのだけれど」


言葉を切った私に、巴マミは首を傾げる。
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68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 23:21:18.33 ID:KU+0TEgAO

「……もう、こんな時間ね。そろそろ、解散しましょうか?」


私達が魔法少女の説明を終えてから暫く談笑している間に、いつの間にか日が沈もうとしていた。
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69:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 23:22:31.85 ID:KU+0TEgAO

「さてと、私は急ぐから先行くわ!選ぶの手伝ってくれてありがとー!」


さやかはお見舞いの袋を振って、とんでもない速さで走り去っていった。
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70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 23:24:50.17 ID:KU+0TEgAO

現れたそれは、興味深そうに私を見ていた。
人形の様な深紅の瞳が、全てを知る私にはおぞましいとしか思えない。


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71:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 23:26:28.60 ID:KU+0TEgAO

「君ほど恐ろしい魔法少女に出会ったのは初めてだ。ましてや真実を知っていて、それだけの闇を抱えて尚魔女になっていないなんて、驚嘆に値するよ」

「感情のないあなたには理解できないのでしょうね。私の覚悟も、あの子の優しさも」

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