過去ログ - 八幡「徒然なるままに、その日暮らし」
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349: ◆/op1LdelRE[saga]
2013/07/15(月) 23:32:02.85 ID:9XZaaUq/0
「切りなさい」
「お? いやちょっと待って、その言い方はおかしい。だから今金無いし、また今度行くから、それでいいだろうが」
「良くないわ、今すぐ切りなさい。言っておくけれど、これは周囲を不快にさせない為というだけでなく、あなたの為でもあるのよ?」
「基本俺の髪に関することなのに、何で俺の為がサブ扱いなんだよ、順番おかしいだろ」
「いい? 髪が目に入ることで視力障害を起こすこともあるの。これ以上目つきが悪くなるような要因を放置しておくなんて、断じて許されないことよ」
「すげぇ言われようだな、おい。つっても俺、自分で自分の髪なんて切ったことねぇし、そもそも髪切るハサミも持ってないからどうしようもないぞ」

 大仰に肩を竦めて、お手上げだと伝える。
そもそも前髪を自分で切るとか怖いわ、失敗したらそれこそ目も当てられないだろうが。

 そんな俺の態度に思う所があったのか、雪ノ下の表情が小さく動いた。
すぅっと目を細めてこちらを睥睨してくる。
相も変わらぬ冷ややかな眼差しに、思わず動きを止めてしまう。



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