過去ログ - 三船美優「私がアイドルになった理由、ですか?」
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10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 23:08:33.78 ID:2jDCoqBeo
 あの子はどんどん年を取っていきました、あたりまえのことですけど。
 そのうち大きな病気もして手術を何回もしました。

 だんだんあの子は弱っていきました。
 足腰も弱って、散歩に行くこともなくなりました。
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/09(日) 23:17:52.72 ID:UVmzFNUG0
美優さんのSSとは俺得


12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/09(日) 23:32:24.21 ID:jlW2OSNb0

〜美優さんが泣いています。暫くお待ちください〜




13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 23:36:20.43 ID:2jDCoqBeo
 お待たせしました……続けます。


 なんとか持ちこたえてくれてるよ、駅まで迎えにきてくれた父が言いました。
 会話はそれだけで、家に着くまではお互い無言でした。
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 23:37:22.40 ID:2jDCoqBeo
 あんまり悲しいと人は泣けないって、本当かもしれませんね。
 感情の針が振り切れてしまって。
 鼻の奥がつんと痛くて、どうしようもなくて。
 けれど……泣けないんです。

以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 23:38:10.17 ID:2jDCoqBeo
 初めて会った日のことを憶えてます?

「ええ、あれはちょっと忘れられないですね」

 実はあの日ってあの子のお墓参りの帰りだったんです。
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 23:42:49.79 ID:2jDCoqBeo
 そうやってひとしきり泣いたら、すっきりして。
 ようやくあの子の思い出と向き合うことができました。
 少しだけですけど。

 プロデューサーさんには感謝しています。
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 23:43:45.81 ID:2jDCoqBeo
 そうですね、結果オーライです。

「それにしても……なんだか辛いことを思い出させたみたいで、すみません」

 いえ……。
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 23:44:41.62 ID:2jDCoqBeo
 おつかれさまでした、プロデューサーさんに挨拶をして事務所を出る。

 日はすっかり落ちて、辺りはすっかり夜の気配で満ちている。
 空の端は、街の灯りに照らされてぼんやりと明るい。
 そのせいか、星の明かりは頼りなくてよく見えない。
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/09(日) 23:49:08.81 ID:2jDCoqBeo
以上を持ちまして
「私がアイドルになった理由、ですか?」
を終了とさせていただきます。

皆様お手回り品などをお忘れなきよう、足下にお気をつけてお帰りください。


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