51: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/10(月) 18:32:22.96 ID:axl5mVCd0
「でも、見直しましたよ。 まさかここまでしっかりとメロディに合うようになっているとは……」
「当たり前だろ? 俺達の全てが詰まった歌なんだから」
それだけは自信を持って言えた。
52: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/10(月) 18:33:05.77 ID:axl5mVCd0
レッスンをする為に千早を連れて移動し、準備を整えて
「よし、それじゃ歌ってみてくれ。 一度聴いてみてからどう変えていくか考えよう」
「はい。 それでは、始めますね」
53: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/10(月) 18:33:47.70 ID:axl5mVCd0
「うんうん、良い感じだよ千早」
「ありがとうございます。 でも、まだまだ全体的に修正の余地がありそうですね」
「ああ。 油断せずにいこう」
54: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/10(月) 18:34:28.11 ID:axl5mVCd0
「全体的に安定してきたものの、ここの辺りに物足りなさを感じるんだよな……」
「なら私がある程度、アレンジのような形で歌い方を変えてみましょうか? それによって何か良い物が見つかる
かもしれませんし」
55: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/10(月) 18:35:27.87 ID:axl5mVCd0
「……ところで、思ったんだが」
「どうしました?」
「曲名を……考えてなかった……」
「あ……」
56: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/10(月) 18:35:56.93 ID:axl5mVCd0
「よ、よし。 曲名は俺が考えるからレッスンに戻ろう!」
「え? 折角浮かんだのに……」
このまま曲名を任せたらマズい気がするんだ……すまない
57: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/10(月) 18:36:35.26 ID:axl5mVCd0
最初で、最後のチャンスかもしれないこのイベントで
社長が俺達にくれた最大級のプレゼントで
千早はトップアイドルになるんだ。
58: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/10(月) 18:37:27.00 ID:axl5mVCd0
「どうかしましたか? 顔がにやけてますけど……」
「いや、ちょっと先の事を考えてただけさ」
すると、千早が心配そうな顔をして
59: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/10(月) 18:38:11.21 ID:axl5mVCd0
何回も俺達の想いはすれ違った。
だが、今はそうじゃない。
俺達の想いは重なったんだ。
60: ◆K/laHoEzHc[saga]
2013/06/10(月) 18:38:42.54 ID:axl5mVCd0
「……そうですね。 ですが、これはまだ第一歩に過ぎません」
「……そうだな」
「私達はこれからも長い道のりを歩んでいく事になるんですから」
「わかってるさ」
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