過去ログ - 澪「むにゃむにゃ…ゆーいー…」唯「ほい?なんだ寝てるのか」梓「はあ…」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/11(火) 23:24:21.90 ID:qk8FeX6F0



 暗い。まばたきをしているはずなのに周囲が真っ暗だ。地に足がついている気もしない。浮翌遊感。


 ふと視界に色が戻ってくるのがわかる。私は青空にぼんやり浮かんでいたようだ。


 辺りを見わたしても太陽はなく地上も見えない。それなのに、どうして私はここを青空と思ったのだろう…。


 ああ、そうか。この果ての見えない青に大きな霧がたくさん漂っているからだ。


 只、雲がただようだけ。



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2013/06/11(火) 23:25:51.31 ID:qk8FeX6F0


 霧のように透けた白。


以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/11(火) 23:26:24.72 ID:qk8FeX6F0


 そう、これは夢だ。私だけのとくべつな世界。こんなメルヘンチックな空間が現実にあるはずがない。そうさ、私はこの素敵な世界の主人公。なにをするのも私の自由さ。


以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/11(火) 23:27:01.33 ID:qk8FeX6F0


 そうして私が駄々をこねる赤ちゃんのように自由に身体をばたつかせていると、青空の遥か向こうからイルカが数頭、宙を泳いできた。


以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/11(火) 23:27:34.00 ID:qk8FeX6F0


 どこへ向かっているのか、イルカは教えてくれない。白のカーテンを次から次へと切り開いていく。キミたちはどこへ行くの?わたしの話を聞いてほしいなあ、なんてつぶやいても何も変わらない。


以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/11(火) 23:28:13.66 ID:qk8FeX6F0


 すっかり息が荒く肩で息をするようになったころ、その人は居た。


以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/11(火) 23:28:48.37 ID:qk8FeX6F0


 今度は唯もいっしょにイルカたちとの航海を楽しんだ。唯はノリノリで行き先を指さして、イルカも唯の声に素直にしたがっていた。


以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/11(火) 23:29:29.90 ID:qk8FeX6F0


 シャチも加えた航海はさらにエキセントリックになった。イルカたちの美声が蒼の空間に響き渡る。 
 

以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/11(火) 23:30:39.28 ID:qk8FeX6F0


 空間が刻々と朱く染まっていっていた。どうやら夕暮れが訪れているようだ。


以下略



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