123: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/07/01(月) 19:28:19.34 ID:2oBeuSMOo
『わかりました。ただ……、どんなことがあっても。俺を犠牲にしてもいい、茄子さんだけは、絶対に護ってください』
「当たり前だ。だが、私はPくんも護ってやるつもりだが?」
『大丈夫です』
俺は少し息をつくと、少しだけ笑って言った。
『大概のことは、この四年でこなせるようになりましたから。よほどのことでない限り、社長のお手を煩わせることはありませんよ』
「はっは、心強いことを言ってくれるじゃないか。では、行きたまえ、Pくん」
『はい』
俺は踵を返す。その後ろから、付け加えるように社長は言った。
「そうそう、Pくん」
『なんでしょう』
「彼女を、必ずトップアイドルにして見せたまえ」
唐突な言葉だった。その意味を理解しかね、振り返る。社長が笑っていた。
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