過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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117: ◆EhtsT9zeko[saga]
2013/06/22(土) 23:19:55.06 ID:Iu+skykt0

 「地球に降下してきたときはすごく怖かったけど、こうしてゆったり飛んでるのは悪くないね」

傍らで、レオナがそんなことを言いながら窓の外を眺めている。

 俺たちは、空にいた。

 ジークの操縦する小型機で、オーストラリアから北西、メキシコへ向かっている。

今朝方、フラッと起きてきたサラとエヴァが描いた地図に従って、だ。

 「ジークだ。レイラ、そっちはどうだ?」

「異常はないわ。敵性反応も、いまのところはなし」

ジークが無線でレイラと話している。

 レイラは、カラバから支給されているという、モビルスーツ移動用の飛行機を遠隔操作しながら、

自分自身は俺たちの護衛のために、そのドダイの上でモビルスーツに搭乗している。

 そのモビルスーツを見て驚いたのは、それがガンダムタイプのヘッドパーツをつけていたことだ。

しかし、機体構造は既存のガンダムタイプのものではない、初めて見るものだった。

新型なのかと尋ねたジークは、不愉快そうに

「あれは、アナハイム社の廉価機体だ。ネモ、とか言ったな。

 一応、ある程度のチューンアップはしてあるが、性能はそこそこ。ガンダム頭なのは、分かるだろう?」

と言った。なるほど、アムロ・レイの影武者を務めるためでっち上げられたブラフ用の機体なんだろう。

アムロ・レイの話になると、とたんに不機嫌そうになるジークには申し訳ないことを聞いた。


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