過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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141: ◆EhtsT9zeko[saga]
2013/06/23(日) 17:30:10.24 ID:6gFsqafU0

<我々は地球を人の手で汚すなと言っている。

 ティターンズは、地球に魂を引かれた人々の集まりで、地球を食い潰そうとしているのだ!

 人は長い間、この地球という揺りかごの中で戯れてきた。

 しかし、時代はすでに人類を地球から、巣立たせる時が来たのだ!

 その後に至って、なぜ人類同士が戦い、地球を汚染しなければならないのだ!?

 地球を自然の揺りかごの中に戻し、人間は宇宙で自立しなければ、地球は水の惑星ではなくなるのだ!

 このダカールさえ砂漠に飲み込まれようとしている! それほどに地球は疲れ切っている!>

なんだよ、こいつ?なんかすげえこと言ってないか?

 ホールは一瞬にして、テレビの放送に引き込まれてしまった。

ロビンまでもが、何事かと言った感じで、アタシの足元にやってきて、膝の上に登ってテレビを見つめる。


<現にティターンズは、この様な時に戦闘を仕掛けて来る。見るがいい!

 この暴虐な行為を!彼らはかつての地球連邦から膨れ上がり、逆らう者は全て悪だと称しているが、それこそ悪であり、

 人類を衰退させていると言い切れる! ズズン…テレビをご覧の方々はお判りになるはずだ。

 これがティターンズのやり方なのです!我々が議会を武力で制圧したのも悪いのです!

 しかしティターンズは、この議会に自分達の味方となる議員がいるにもかかわらず、破壊しようとしている!!>


「おい、この放送は、ちょっと反響おおきくないか?」

カレンがつぶやくように言った。

「え、えぇ。もしこれで、議会が、ティターンズ排斥に動いたら…」

「世論は、完全にティターンズを敵視する…」

それに、ソフィアとハロルドさんが続ける。

 うん、正直、酔っぱらってるし、難しい政治のことは、分からない。でも、まぁ、あれだ。

要するにティターンズの立場が危なくなるってことだろう?

あいつらのやり方、気に入らなかったから、まぁ、良いんじゃないか、それでも。


<えーこれが先ほど、ダカール、連邦議会場から送られてきた放送です。

 これに対して、ティターンズ司令部は、反地球連邦政府組織、エウーゴによる謀略だとする声明を発表し、

 市民に対して虚偽放送に惑わされないよう注意を呼び掛けておりますが…>


画面が、ニュースのスタジオに切り替わった。

 「あー、これは、ティターンズも終わりだね」

シイナさんがそう言いながらグラスをあおった。

「まぁ、ジャブローにキリマンジャロを吹っ飛ばしたようなやつらだ。個人的には、その方がいいと思ってるけどさ」

ハロルドさんもそう言う。アタシもそう思う。

「どうなんだろうね…これで、すこし平穏になってくれると良いんだけど…商売的には」

レナはそんな心配をしている。さすが、このペンションの経理担当は考えるポイントが違って頼もしい。

「あぁ、それはウチも言えるね。もう少し安定してくれれば客足も増えるだろうし、

 今は荷物の空輸で何とかしのいでるところがあるからさ」

カレンも、さすが社長って感じだ。



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