過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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227: ◆EhtsT9zeko[saga]
2013/06/29(土) 17:10:22.89 ID:200yW6J00

 そうは思いながらも、アタシは銃を構えて、マークと呼ばれた男のそばへ走った。

「どっちへ向かうんだ!?」

「こっちだ!あのフェンスを壊す!」

マークはそう言うと、手に持っていた手りゅう弾を投げた。

一瞬の間があって爆発が起こり、フェンスが千切れ飛んで穴が開いた。

「アイナさん、走れるか?」

「ええ、大丈夫!行きましょう!」

「ハンナ、気をつけろよ!」

「はい!アヤさんも早く!」

振り返ると、後方を警戒しながら、マライアともう一人のティターンズの男がついてくる。

 フェンスを抜けた。マライア達も、フェンスをくぐってくる。

「ルーカス、お願い」

「了解」

ルーカス、と呼ばれた男が手元で何かのスイッチを押した。

 ズズン!

次の瞬間、轟音と共にアタシ達が抜け出してきた建物が爆発して火の手が上がった。

「爆発だ!」

「消火班急げ!」

「指揮系統を把握しろ!混乱するな!」

「うはぁー、調合の量間違えたかな…ちょっとやりすぎちゃった。ケガ人出てないと良いけど…」

マライアが苦笑いしている。

「急ぎましょう、追手に気付かれる前に」

マークが静かな声でそう言う。

 「うん、行こう!」

マライアはなんでそんな顔できるのか、アタシの混乱もしらないで、ニコッと満面の笑みで笑った。

 どれくらいの距離か、そこからマークに先導されて林を走った。


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