過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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282: ◆EhtsT9zeko[saga]
2013/07/03(水) 21:57:32.05 ID:RggOFisF0

「あれって…」

「エウーゴの可変モビルスーツ!?あの、ガンダムタイプ!?」

なんだって?ガンダムタイプだ?あれが?!

「マライア、あんたそんなもんどこから!?」

<フレートさんに工場の場所聞いて借りてきた!ていうか、アヤさん、外は良いから急いでレナさん拾ってきて!>

「…わかった、マライア。頼むぞ!」

<まっかせといて!>

マライアはモビルスーツ形態のまま降下しつつ、飛び上がってくる飛行形態のモビルアーマー3機のビーム砲を

まるで風に紙切れが舞うようにヒラヒラと躱している。なんだ、あの動き?あいつ、宇宙でどんな戦闘してきたんだ!?

<三次元機動ってのを分かってないなぁ!空であたしに勝とうだなんて!8年早いよー!>

無線から叫ぶマライアの声が聞こえる。マライアの機体は、ビームを発射した。

動き回るモビルアーマーが被弾して、地上に落下して行く。当てた!?あんな状態で?

<はいはい、次ぃ!>

と、次のビームでもう1機を被弾させて、地上へ叩き落とす。

 残りの1機がビームを吐きながらマライアに迫って行った。

さらに地上から対空ミサイルらしい何かが無数に発射されてマライア機迫る。

「マライア!」

アタシは叫んだ。でも、マライアはそんな状況でも

<わー!いっぱいきた!>

とかふざけた調子で言いながら、空中で飛行形態に戻ると、高速で旋回しながら機体をロールさせつつ急速に上昇して行く。

マライアの機動を追いきれないミサイルが近接信管だけを作動させて空中ではじけ飛ぶ。

<ひゃっほーーーーぃ!!!>

その爆炎と煙をまるで引き連れるようにしながらマライア機はさらに上昇する。

モビルアーマーもマライアの機動に追従しようと上昇を始めた。

でも…これはアタシでもわかる。モビルアーマーのパイロット、それは悪手だ。上昇中は、機動力が鈍るんだ。

前にしか撃てない戦闘機相手ならそれも良いが、相手はモビルスーツ。先に上を取られたら、あんな追い方したら、ダメだ。

 思った通り、上昇を始めたモビルアーマーは、さらに上空でモビルスーツ形態になっていたマライア機に簡単に撃ちぬかれた。

 「あ、あれが、大尉の操縦…?!」

「す、すごい…一瞬で、モビルアーマー3機も!?」

…いや、アタシもびっくりだよ、マライア。あんた…ホントに、どこまですごいやつになっちゃんだ?

そんな動き、まるで…ニュータイプのエースじゃないか!

 関している間に、格納庫からはまだモビルアーマーが出撃してきて上空へと上がっていく。

空で、激しい戦闘が展開され始めた。だけど、マライアは微塵も押される気配がない。

<ふっふー!まだ来る!?何機来ても同じだよ!>

<そんなんじゃ、これは避けられないでしょ!>

<わわわっ!あんたちょっとうまいじゃん!でもそんなの、かすりもしないんだから!>

…すごいな、マライア。



…すごいけど、ちょっとうるさい…無線機ってやれよ、あんたさ。



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