過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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◆EhtsT9zeko
[saga]
2013/07/03(水) 21:59:15.42 ID:RggOFisF0
曲がりくねった廊下を走って、非常階段を見つけた。扉を開けて、一気に駆け下りる。
「ダリル、レナの位置は分からないか?」
<検索をかけてるが、不明だ。まだ調べてみるが――ザッそっちで―――ガザザザ―――
無線が切れた。妨害壁を越えちまったみたいだ…無線機を取り付けるまでは、見取り図が頼り、か。
「アヤさん、無線モジュールの位置、分かりますか!?」
マークがそう聞いてくる。アタシは階段を駆け下りながら見取り図でその位置を確認する。
地下4階?5階か?いや、違う…配線を辿れ…あった!地下3階の、エレベータ横だ!
「見つけた!まずは、そこに向かう!」
アタシが怒鳴ると、マークが腕をつかんできた。
「そっちは、俺に任せてください」
おい、何言ってんだよ…あんた一人で行くってのか!?
アタシはマークの言葉に、一瞬、戸惑ってしまった。だって、あんた、兵士だけど、実践なんて、したことないんだろう!?
事務屋だって、自分で言ってたじゃないか…
「アヤさんと、ハンナで、レナさんてのと、レオナを、頼みます」
マークは端的にそう言った。その表情は、なにか、固い決意をしているように見えた。こいつから感じるこの感覚…
これは、犠牲になって、とかそう言う類のもんじゃない。役割、だ。使命感…助けるんだっていう、覚悟…
「…わかった、マーク。無茶はすんなよ」
アタシはそう言って、腰のポーチからマークに無線機を手渡した。
「大丈夫。もうヘマはやらかしません。うまくやってきます」
マークは相変わらず脂汗をかいているクセに、やっぱり固く決めたって表情で、そう言った。
マライアもそうだけど、そんな顔されたら、断るわけに行かないだろう…
「…頼む」
アタシはマークの肩をポンとたたいて、ハンナを見やった。ハンナは黙ってアタシにうなずいて来た。
はは、あんたら、やっぱりマライアの部下だよな!
なんだか、ちょっとおかしかった。
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