過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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304: ◆EhtsT9zeko[saga]
2013/07/06(土) 19:46:31.76 ID:VXHUrXhO0

「マーク!良かった、無事なんだな?そっちの状況はどうだ!?」

<こっちは、隠れっぱなしです。ちょっとヤバい状況でしたがなんとかやり過ごして、

 今のトコ、目をつけられてはないと思います>

「よし、地下5階へ降りて来てくれ。ダリル、おいダリル、聞こえるか?」

―――ザッ…アヤ!よし、無線戻ったな?おい、無事か?!>

ダリルの声も聞こえた。

「ダリル、レナとレベッカを確保。これからレオナを救出に行く。脱出ルートのナビの準備を頼む!」

<よくやった!任せておけ、最短でそこから抜け出させてやる!>

「頼んだ!」

アタシはそう告げてそれから隊長にレナとレベッカを預けて、すでに死体になっていた警備兵たちをまたいで、部屋の外に出た。

「ハンナ、応答できるか?!」

無線に呼びかける…しかし、反応は、ない。レオナの感じ…どこだ?!さっきは確かに感じられた…

まだいけるはずだ。再び感覚を研ぎ澄ます。いる…すぐそばだ。

「隊長!安全なところで待っててくれ!レオナ達と合流してくる!」

アタシがそう言って駆け出そうとした瞬間、どこかで銃声だした。

 ハンナ!?アタシは自動小銃を構えて廊下を走る。さっきの二の舞はごめんだ。今度敵にあったら、迷わず発砲してやる。

そう思って廊下の角を曲がったら、そこには、二人の銃を抱えたティターンズの死体があった。

アタシは大きく深呼吸をして銃を構えて、そっと、さらにその先の角の向こうを覗く。

そこには、私服の女性とその女性に肩を借りながらヒョコヒョコと歩いているティターンズの軍服を来た人間の姿があった。

「ハンナ!レオナ!」

アタシは大声で二人を呼んだ。

「アヤさん!」

ハンナは振り返ってアタシに負けないくらいを返して来た。アタシは二人に駆け寄る…

が、ハンナの脚から、大量の出血があった。

「撃たれたのか!?」

「はい…脚を出してから、銃出すのが遅れちゃって、脚だけ狙い撃ちで」

ハンナは、そんな状況じゃないっていうのに、へへへと恥ずかしそうに笑った。

すでに膝の上に包帯がきつく巻いてあって、止血は施されている。

「レオナ、レベッカは隊長が確保した」

「そうですか…良かった!」

アタシが報告するなり、レオナは涙目になった。




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