過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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◆EhtsT9zeko
[saga]
2013/07/06(土) 19:48:25.24 ID:VXHUrXhO0
<マークです、地下5階に到着>
「了解!ダリル!ルートはどうなってる!?」
<…よし、地下4階まであがれ。そこに、研究資材搬入用の出入り口と機材昇降用のエレベータの乗り口がある。
そこまで言ったら、再度連絡をくれ。その先の状況を確認しておく>
「了解。マーク、その場で敵を警戒してくれ。2分でそっちに行く」
<はい!>
返事を聞いてから、アタシはハンナの顔を見た。
「あんた、行けるか?」
「うん、これくらい、なんともない!レオナ、ごめん、そこまで肩は貸しておいて」
「ええ、任せて」
二人はそう言い合って笑っている。
そうこうしているうちに、レナとレベッカを抱えてくれていた隊長が到着した。
それを確認して、アタシは小銃を構えて戦闘に躍り出た。そのまま、クリアリングを注意深く行いながら、非常階段を目指す。
階段に入るドアを見つけた。拳銃を引っこ抜いて、そっと中に入ると、そこにはマークがいた。
「よかった、みんな無事で!」
マークは本当に嬉しそうに言う。
再会を喜んでいるマークとハンナとレオナをよそに、アタシは見取り図で資材の搬入口と言うのを探す。
あった、非常階段のすぐ脇だ。地上まで伸びて行っているらせん状の車道と、
それから、資材用の巨大なエレベータが用意されている。このエレベータを使わせてもらうとしようか。
「マーク、最後尾を任せた。アタシが先頭を行く!」
「了解です」
マークとそう確認し合って、アタシは銃を構えて階段を駆け上がった。地下4階へ出る扉の前に立って、隊長達の到着を待つ。
レナを支え、レベッカを抱いた隊長と、ハンナに肩を貸すレオナに、マークがほどなくして到着する。
アタシは、そいつを確かめてから、すっと息をすって、扉を開けた。真っ白の廊下に、人の姿はない。
扉から出て、数メートルのところに、これまでのキーパッドや認証用のオパネルの付いたのとは違う、両開きの大きな扉がある。
パネルを壊して人力で開けるのは骨が折れそうだ。
「ダリル、搬入口前に着いたが、デカい扉があって進めない。こいつを開けてくれ」
<了解だ。少し待て…あった、こいつか>
すぐにダリルのそう言う声がしたかと思ったら、扉がプシュッと音を立ててゆっくりと左右に開き始めた。
アタシは、隊長に待つよう合図してから単身扉の中に飛び込んだ。警備らしい兵士が、3人。こっちを見て、いぶかしげにしている。
―――悪い、急いでるんだ。
アタシは迷わずに、小銃の引き金を引いた。単発で、1、2、3!
一人目は肩、二人目にも、同じ位置。最後の一人には、少し焦ってしまったせいで、胸に致命弾をくらわせてしまった。
アタシは肩を撃ちぬいた二人に駆け寄って、スタンガンを押し当てて意識を奪う。
「制圧完了」
無線にそう呼びかけると、隊長達が部屋に入ってくる。
「ダリル、搬入口に入った。扉のシールと、先の指示、頼む」
<よし…エレベータに乗れ。そいつは、真上に昇る他に、水平移動して、研究所端の車輌庫にも出られる。
そこへ回す。車輌庫の人払いはしておくから、安心しろ>
「頼んだ!」
背後の扉が閉まり、エレベータの到着ランプが灯った。乗り込んで、ダリルに無線を入れると同時に、エレベータは動き出す。
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