過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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◆EhtsT9zeko
[saga]
2013/08/04(日) 13:01:21.05 ID:rbswC/840
あれでまだ、14歳だって言うんだから、驚いちゃうよね…。
あたしの14の時なんか、泣き虫で、ビビリまくって、自分の言いたいことも言えない、ただのダメな甘ったれだったからな。
今は…そうだな、ガンガン戦う甘ったれ、だね。
あたしは、港のロビーを後にした。港を出て、市街地へ向かうモノレールの駅へと向かう。
歩いている人はまばらで、そのすべてはティターンズや連邦の軍服を着ている。
ふと、あの忌まわしい時期のサイド3が脳裏をよぎった。
このコロニーが、これからまた、良い方向に向かってくれるといいのだけど…でも、きっとダメだろうな。
あたしは、そんなことを思っていた。
サイド3に来て二週間。
エゥーゴの人たちは徐々にこのコロニーから遠ざけられ、連邦軍所属の部隊が数を増している。
政府がここを、以前の様に占拠下に置こうとしているのがうっすら感じられた。
今のうちに、地球やほかのコロニーへ抜け出るためのルートを確保しておいたほうが良いかもしれない。
エゥーゴの中で、ここへとどまる話の分かる人がいれば良いんだけど…
不意に、先日契約したPDAが音を立てた。ディスプレイを見たら、レオナの名前が表示されている。
「もしもし、レオナ?こっちはジュドーをちゃんと見送ったよ」
あたしは電話口に出て、そう報告する。
「マライア!」
でも、電話の向こうのレオナは、それどころじゃない様子であたしの名前を呼んだ。
「プルツーが、プルツーが目を覚ました!」
プルツーが?!胸の中がざわめいた。良かった…意識、戻ったんだ!
大丈夫かな、障害とか残ってないかな…?脳とか、腕とか、脚とか、ちゃんと動くかな…?
どうしても、ソフィアのことが、頭をよぎってしまう。あんな想いは、もうしたくない。
あたしは、モノレールの駅から飛び出して、タクシーを掴まえた。運転手に言って、病院へ急ぐ。
15分もせずに、あたしは病院の前のロータリーにたどり着けた。
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