過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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471: ◆EhtsT9zeko[saga]
2013/08/04(日) 13:02:05.37 ID:rbswC/840

料金を払って、病院に駆け込んで、エレベーターに乗って、プルツーの病室へ向かった。

五階に着くと、なにやら騒がしい声が聞こえた。

「―――!」

「――――――――!」

「―――!――!」

なんだ…?これ…レオナの声?妙な予感がする…あたしは廊下を走った。プルツーが寝ていた部屋に駆け込む。

「放せ!」

「放さない!」

「落ち着いて!プルツー!」

「レオナ、落ち着け。プルツー、マリも、落ち着くんだ!」

「うるさい!出て行け!わたしを放せよ!」

…なんだ、この状況…。

 マリが、半裸のプルツーと激しく揉み合っている。

目覚めたばっかりってのもあるのか、マリが優勢で、プルツーはマリに両手首をつかまれて壁に押し付けられている。
そんな体勢で二人は、自由になっている脚で蹴りの応酬をしている。

レオナは、ルーカスに支えられおろおろと取り乱している。目じりからは、かすかに出血している。

ルーカスも、対応に困っている様子で、声を掛けるだけで、身動きしない。

…まったく…なにがなんだかわかんないけど、とりあえず、止めなきゃな、これ。

 あたしは、ツカツカと壁際の二人に歩み寄って、まず、プルツーを壁に押し付けているマリの首根っこをつかんでひっぱり、

それにひっついてきたプルツーの首根っこも掴まえて二人を引き離した。

「あんたなんだよ!放せっ!!」

「マライアちゃん、放して!こいつ、思い知らせてやるんだから!」

あたしに捕まえられてもなお、二人はジタバタと暴れている。こういう時は、気合い一発だ。

「うるっさい!!!!!」

あたしは、二人を一喝した。

 とたん、マリとプルツーは瞬間的におびえた顔になって、シュンとなった。よし、いい子いい子。



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