過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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◆EhtsT9zeko
[saga]
2013/08/04(日) 13:02:42.70 ID:rbswC/840
あたしは、プルツーをベッドへ、マリを反対側にあった壁際のイスへ腰掛けさせた。
プルツーの着ていた検査着を直してそれから、レオナに声を掛ける。
「レオナ、平気…?」
「あ、う、うん」
レオナは、相変わらずおろおろとした様子で返事をした。
「ルーカス、一緒にいて止められなかったのは、ペナルティ1だよ」
「申し訳ないです」
あたしがそんなことを言ったら、ルーカスもシュンとしてしまった。
ふぅ、まったく…とりあえず、あれだね、あたしの心配は、ただの思い過ごしだったみたいで良かった。
これだけ暴れられるんなら、怪我の影響もなさそうだ。
あたしは部屋を見渡した。
もともとそんなに物がおいてあるわけでもなかったけど、プルツーについていた電極やなんかがつながっている機械が倒れていたり、
ベッド脇のカーテンがレールから外れたりしている。あの機械、壊れたりしてないと良いけど…
と、それにしても…。さて、まず、どうしようか、これ…。
あたしは、チラッとレオナを見た。目じりの、ちょっと上。眉のところから血が出ている。
「レオナ、傷、見せて」
ベッド脇にあったティッシュを何枚か引き抜いて、あたしはレオナを呼び寄せた。
「うん…」
レオナはあたしの近くにやってくる。ティッシュで軽く押さえて血を吸わせてから、傷をみる。
特に、大して深いわけでもない。
切れているって言うより、ちょっと擦って、ホントに血がちょっと滲んでいるだけだ。まぁ、大事無くてよかった。
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