過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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495: ◆EhtsT9zeko[saga]
2013/08/10(土) 19:59:31.73 ID:Wzwnx14z0

「サイド5へ?」

昨日、アムロからもらったデータを見つつ、あたし達は会議を開いた。

ジョニーが集めた、というデータファイルの中には、旧サイド6、今のサイド5にあったフラナガン研究所に関する

相当量の情報が詰まっていた。

そのなかでもあたし達が目を付けたのは、研究所のあったコロニーの隣に浮いている居住用のコロニーだった。

ジョニーのくれた情報が正しければ、そこには研究所のデータのバックアップや緊急時に退避させるためのサーバー施設があるらしい。

終戦前から中立を謳い、表だっては連邦からもジオンからも干渉を受けなかったサイド6が、

終戦後、連邦へ取り入るための手土産にジオンの研究施設を連邦側に内通させるってことがあったんだけど、

あたしの記憶が確かなら、そのときにこっちのコロニーの名前はあがっていなかった。

おそらく、サイド6政府も存在自体を認識して居ないんだろう。

ここならまだ、検閲されるはずだった情報が残っている可能性が高い。

このサイド3でほとんど何も手にできていないあたし達にとっては、希望が繋げられる場所だ。

レイチェルのことは、残念だったけど、マリは助けた。プルツーもなんとか無事だ。

状況的に、マリとプルツー以外の発見は望めないと思う…たぶん、もう、生きてないだろうし…。

 だからあとは、レオナのことだ。彼女は、あの朝ペンションで言った。

私は自分の運命を戦うんだ、って。運命「と」戦うんじゃなく、運命「を」戦い抜くんだって、そう言った。

レオナには、家族についても、自分についても、どんな現実が突き付けられたって、それを受け入れようって決意があった。

それってすごく辛いことだよね…そんな決意を決められるレオナが弱いなんてこれっぽっちも思わないけど、

でも、戦うんなら援護してあげたいのがあたし達だと思うんだ。

だから、レオナが行くって言うのならあたしは手伝うよ、って言ってあげた。

レオナは半べそで

「ありがとう、お願い…!」

なんて言ってくれた。まっかせてよ、レオナ!

ティターンズとカラバからオメガ隊に戻ってきたあたしは、伊達じゃないんだからね!




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