過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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◆EhtsT9zeko
[saga]
2013/08/10(土) 20:00:11.07 ID:Wzwnx14z0
で、旧サイド6に向かうにあたって、一言相談しておかなきゃいけないのが、ジュドーくんとプルツーだった。
明日退院の予定で、片付けやなんかをしていた二人にその話をしたら、ジュドーくんがそう聞き返して来た。
「うん、フラナガン機関の跡地を調査しに行くの」
ジュドーくんにレオナが答えた。
ジュドーくんには、プルツーの面倒を任せてもらえるようになる話し合いのときにレオナが直接、自分の話をして、
境遇は理解してもらっていた。
プルツーのことはジュドーくんにとっても他人事じゃないだろうけど、でも、だからこそ、ちゃんと話をしたいとレオナは言った。
あたしは、もちろん賛成した。
別にプルツーを置き去りにする訳じゃない、用事が済んだら戻ってくるつもりでいるけど、それでも、ね。
「姉さん、出掛けるの?」
プルツーはすでに、今にも泣き出しそうな表情だ。
「うん…私、知りたいの。私や、あなた達がどうして生まれたのかを、ね。
今が不満って訳じゃないけど、でも、それを知ることが出来たら、
もっとちゃんと自分を大事にしてあげられる気がするんだ…」
レオナは、真剣に、言い聞かせるように、プルツーに言った。プルツーは、顔を伏せて口をモゴモゴさせる。
「それにね」
何かを言いかけたプルツーの言葉を、レオナはそう遮り、レオナは続けた。
「あなた達にも、そうなって欲しい、って思うんだ」
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