過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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◆EhtsT9zeko
[saga]
2013/08/13(火) 20:08:48.34 ID:VbWE6aCM0
なんだか、ショックというよりも、呆然としてしまった。ユリウスと三人で暮らすようになって、2年。
毎日、楽しかった。それが、来年からなくなってしまうなんて、想像が出来ない。
想像は出来なくても、それはやってくる、ってのが突きつけられて、
まるで私の頭脳が考えることを放棄したみたいだった。
ユリウスがイスに座ったままの私を抱きしめてくれる。そっと、その手に触れる。
背中から伝わる体温で、少しだけ気持ちが戻ってくる。
大丈夫、寝るところが変わるだけ。今、こうして、別の部屋で過ごすのと大きく変わらない。
施設の中に居れば、会いたいと思えば会いにいける。
担当がユリウスだっていうんなら、多少のワガママも聞いてもらえる。大丈夫、大丈夫だよね?
「ね、ユリウス、何もないよね?大丈夫だよね??」
私の言葉に、ユリウスは私の体に回した腕に力を込めて、
「大丈夫だ。上のやつらの好きにはさせない。レオナはあたしが守ってやれる」
といってくれた。また少し胸のつかえが取れた感じがする。
ユリウス、頼むね。私も出来ることはなんでもする。
だから、私の手の届かないところにレオナがいるときは、あんたが守ってやって…。
あの子は、私の宝者なんだ。あんたがくれた、私の掛け替えのない、希望なんだから…。
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