過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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◆EhtsT9zeko
[saga]
2013/08/15(木) 22:11:11.24 ID:oUgkPfPRo
翌朝、あたしはPDAでジュドーくんに電話を掛けた。
サイド3へ戻る約束をしていたのは明日だから、まだジュドーくんはここにプルツーと一緒に居てくれているはずだ。
数回コールが鳴って、電話に出た。
「マライアさん?」
ジュドーくんだ。
「あぁ、ジュドーくん?ただいま!」
「早かったんですね。明日って話じゃなかったですっけ?」
あたしが挨拶をしたら、彼はそんなふうに言って、こっちのことを気遣ってくれるようなことを言ってくれた。
優しい子だなぁ。
「うん、そうだったんだけど、意外に首尾よく運んだってのもあってね」
「そうだったんですね。それで、欲しかった情報ってのは、手に入ったんですか?」
「うん。そのことで、ちょっと話があるんだ。良かったら、会えないかな、プルツーと一緒に」
あたしは、ジュドーくんにそう頼んだ。
これからあたし達は、情報を集めて、ネオジオン残党の居場所を突き止めて、そこへ乗り込むつもりだ。
こればっかりは、さすがに、危険を伴う。
プルツーにも説明しなきゃいけないし、死ぬようなことはしないけど、でも、もうここへ戻ってこれなくなるかもしれない。
すこし、苦しいけど、プルツーに、選んでもらわなきゃ、いけない。
「あぁ、ちょうどよかったです。俺からも、話があって…。ホテルの一階のカフェにいます。待ってますね」
ジュドーくんから、話?なんだろう、ジュドーくんも忙しくなるのかな?
それとも、プルツーに関して、思うところでもあるんだろうか?
まだ14歳だっていうけど、でも、彼になら彼女を任せても、心配はないけど…でも、うん、とにかく、会って話をしよう。
いろいろ考えるのは、そのあとでも良い。
「わかった。これから行くから、すこし待っててね」
あたしはそう伝えて電話を切った。
「ジュドーなんだって?」
マリが電話を切ったあたしに、聞いてくる。。
「うん、カフェで待っててくれるって」
あたしが言うと、マリはピョンと飛び跳ねて
「カフェ!?やった、ご飯!」
と喜んだ。うーん、マリ、今日ばっかりは、楽しい気分で食事させてあげられるって保証はできないよ。
プルがどんな反応するか、ちょっとまだ読めないんだ。
そんなマリに苦笑いを返したあたしのところへレオナがやってきて
「あんまりはしゃいじゃダメだからね。他のお客さんに、迷惑になっちゃうから」
とマリをたしなめた。うん、まぁ、テンションあがっているところから一気に下まで落ちるより、
そこそこのところから落ちた方がショックは小さくて済むしね…
マリのことは、とりあえずテンションを上げさせないように気を付ければ大丈夫か。
そう思い直して、レオナを見やる。彼女はあたしの目を見て、ニコッと笑った。
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