過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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618: ◆EhtsT9zeko[saga]
2013/09/01(日) 11:45:15.53 ID:8hpv4eXMo

 なんとなく、胸が詰まるような感じがする。おかしいな、こういうのはなれたものなんだけど…

自分の感覚に疑問を感じてよくよく探ってみると、これは、違う、あたしの感覚じゃない…

プル、まだ緊張しているの?

「プル、大丈夫?」

あたしは無線でささやくように彼女に尋ねる。するとプルも小さな声で

「ちょっと、緊張してる」

と言って来た。

「安心していいよ。あたし、潜入のプロだからね」

顔が見えないので、仕方なしにお尻に笑いかけながら言ってみる。するとプルは意外な返事を返してきた。

「ううん、ここに入るのはそれほどでもないよ。だって、エンドラ級はそもそも私たちの船だし」

違うの?じゃぁ、なんで???

「それじゃ、どしたの?」

「博士、って人は、わたしと…プルを作った人、なんでしょ?」

「うん」

「わたしを見たら、どんな顔するのかな、って。怖がられたり、しちゃうのかな?」

そういえば、気になるところだ。エビングハウス博士は、戦争が終わる前にアクシズへと向かったはず。

プル達は博士のことは知らない、と言っていたから、そのときには一緒じゃなかったってことになるのかな?

レオナを取り戻したのは、開戦直後…だとしたら、プル達はまだお腹の中にいたって計算になる、か。

一緒じゃなかったとしても、博士が、プル達もアクシズへ合流したことを知らないなんてことがあるんだろうか?

アクシズがどんなところか、いまいちイメージできないけど、でも、

アクシズへわたる際に博士は偽名を使っていたってのは確認できた。当然身分も偽っているだろう。

かたや、研究所の実験データやら、成果であるプル達は機密事項。

プル達がアクシズに到着しても、研究所の所属ではない、ただのお医者になっていただろう博士が

それを知ろうとしたって、簡単じゃないかもしれない。
 


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