過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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◆EhtsT9zeko
[saga]
2013/09/01(日) 11:45:58.46 ID:8hpv4eXMo
「平気だよ。ちょっとびっくりされるかもしれないけど、あなたはちょうど、戦争中だった頃のレオナと同じくらいの年齢だし…
レオナと、おんなじ顔してるしね。きっと、うれしいんじゃないかな…あ、その角、左ね」
「うん。…そうだと、いいな」
「うん」
あたしは、頭の代わりに、目の前のプルのお尻を撫でてあげる。
いや、ほら、気分を紛らわせてあげようと思って、ね?
怒るか、嫌がるかすると思ったのにプルはほとんどなんのリアクションも示さなかった。
なにか反応してよ、プル。あたしが変な人みたいじゃない。
そんなことを思っていたら、また、プルの声が聞こえた。
「お母さん、ってわたしが呼んだら、嫌がるかな?」
お母さん…?ど、どうだろう?博士はプルを生んだわけじゃないし…
プル達がレオナの妹なら、プルのお母さんは、一応、アリシア博士、ってことになるのかもしれないけど…
だけど、急にそんなことを聞いて、なにかあったの?
「どうしてそんなこと思うの?」
「そう呼んでみたいんだ。だって、博士は、姉さんからわたし達を作ってくれたんでしょ?
これまで、つらいことのほうが多かったけど…でも、お母さん、って呼んで、笑ってくれたら、
あたし、嬉しいなって思うんだ」
「プル…」
プル達がどんな生活を送ってきたのかは、マリからおおよそ聞いていた。
一日の大半をスリープカプセルで過ごして、感覚の強化や戦闘についての睡眠学習を強制させられていたらしい。
起きている時間は、モビルスーツの操縦訓練くらいしか出来なかったといっていた。
レオナ以上に、この子達には“素地”がない。それって、いまさら埋めてあげられるようなものなのかな…
エビングハウスがどんな人かはわからないけど、でも、アリシア博士と一緒に、レオナを守ろうとしてくれた人だ。
プルが今の気持ちを伝えることが出来れば、きっとそれに答えてくれる…そう、信じたいな。
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