過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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◆EhtsT9zeko
[saga]
2013/09/02(月) 20:12:26.56 ID:KrMwBe1wo
「レオナ姉さん…あたし、行ってくる!」
プルの叫ぶ声が聞こえた。
「うん」
レオナもそう返事をする。
「絶対、絶対に、帰ってくるから、待っててよ!」
「うん。プル、いってらっしゃい。地球で、あなたの帰り、待ってるよ…」
レオナはもう、涙声になっている。
「うん、レオナ姉さん!母さん!ありがとう!マライアちゃん、マリ!」
プルは今度はあたし達の名前を呼んだ。あたしは、マリにかぶりを振ってあげる。
「姉さん…!」
マリの瞳にも、涙が滲んでいるのが分かる。
「マリ、わたし、ちょっと出かけてくるよ…だから、母さんと、レオナ姉さんをお願いね!」
「うん…わかった!姉さんも、元気でね…死んじゃだめだよ…帰ってきたら、またパズルやろうね…!」
マリはプルの言葉に力強く答えた。
「マリ…わたし、プル姉さんにはひどいことしちゃった…だからそのぶん、あなたとはちゃんと仲良くしたいんだ。
絶対に帰ってくるから、また、遊ぼうね…!」
「うん…!待ってる!」
戦艦からは、まだモビルスーツが出撃してくる。15機?ううん、もっといる?もう、数えるの、めんどくさい!
そんなことを考えてたら、何か、得体の知れない感覚があたしを襲った。
振り返ったら、マリが目をつむっていた。なに、この気配…なにをしてるの、マリ…?!
「姉さんの邪魔はさせない!!」
次の瞬間、戦艦の周囲に、無数のビーム弾幕が走って、モビルスーツが4、5機、いっぺんに爆発した。
今のが、ファンネル!?あんなにたくさん!?…いや、違う、これは、この機体のファンネルだけじゃ、ない…
プルだ、プルがマリに、ファンネルを残して行ったんだ!
「ルーカス!すぐに撤退して!マリ、このまま敵を引きつけるよ、出来る!?」
「うん、任せて!」
マリは目をつぶったまま、答えた。戦艦から、さらに数機のモビルスーツが出てくる。
でも、やられるわけには行かない…プルを逃がすんだ…シャトルを無事に、逃がすんだ!
そうだ、もうこれ以上、誰も泣かすわけにはいかないんだから!
邪魔す奴は、カラバのお喋り悪魔こと、このマライア・アトウッドさんが吹っ飛ばしてデブリにしてやるんだから!
死んじゃっても、恨まないでよね!
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