過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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655: ◆EhtsT9zeko[saga]
2013/09/02(月) 20:12:26.56 ID:KrMwBe1wo

 「レオナ姉さん…あたし、行ってくる!」

プルの叫ぶ声が聞こえた。

「うん」

レオナもそう返事をする。

「絶対、絶対に、帰ってくるから、待っててよ!」

「うん。プル、いってらっしゃい。地球で、あなたの帰り、待ってるよ…」

レオナはもう、涙声になっている。

「うん、レオナ姉さん!母さん!ありがとう!マライアちゃん、マリ!」

プルは今度はあたし達の名前を呼んだ。あたしは、マリにかぶりを振ってあげる。

「姉さん…!」

マリの瞳にも、涙が滲んでいるのが分かる。

「マリ、わたし、ちょっと出かけてくるよ…だから、母さんと、レオナ姉さんをお願いね!」

「うん…わかった!姉さんも、元気でね…死んじゃだめだよ…帰ってきたら、またパズルやろうね…!」

マリはプルの言葉に力強く答えた。

「マリ…わたし、プル姉さんにはひどいことしちゃった…だからそのぶん、あなたとはちゃんと仲良くしたいんだ。

 絶対に帰ってくるから、また、遊ぼうね…!」

「うん…!待ってる!」

 戦艦からは、まだモビルスーツが出撃してくる。15機?ううん、もっといる?もう、数えるの、めんどくさい!

 そんなことを考えてたら、何か、得体の知れない感覚があたしを襲った。

振り返ったら、マリが目をつむっていた。なに、この気配…なにをしてるの、マリ…?!

「姉さんの邪魔はさせない!!」

次の瞬間、戦艦の周囲に、無数のビーム弾幕が走って、モビルスーツが4、5機、いっぺんに爆発した。

今のが、ファンネル!?あんなにたくさん!?…いや、違う、これは、この機体のファンネルだけじゃ、ない…

プルだ、プルがマリに、ファンネルを残して行ったんだ!

「ルーカス!すぐに撤退して!マリ、このまま敵を引きつけるよ、出来る!?」

「うん、任せて!」

マリは目をつぶったまま、答えた。戦艦から、さらに数機のモビルスーツが出てくる。

でも、やられるわけには行かない…プルを逃がすんだ…シャトルを無事に、逃がすんだ!

そうだ、もうこれ以上、誰も泣かすわけにはいかないんだから!

邪魔す奴は、カラバのお喋り悪魔こと、このマライア・アトウッドさんが吹っ飛ばしてデブリにしてやるんだから!

死んじゃっても、恨まないでよね!
 


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