過去ログ - ムラサメ研究所を脱走してきたニュータイプ幼女たちが…
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◆EhtsT9zeko
[saga]
2013/09/10(火) 01:51:34.92 ID:QsUoJHLUo
ガチャっと玄関を開ける音がした。
「ただいまぁ」
そう言いながら、マリがリビングに現れた。なんだか、疲れたような顔をしている。
「あら、おかえり。なんだか、ぐったりしてない?」
ママも気が付いたみたいで、マリにそう尋ねている。
「うん、遊びすぎちゃった…」
マリはそう言って苦笑いをする。
「そっか。先にシャワー浴びてきたら?そうすればすこしさっぱりするかも」
「うん、そうするね」
ママに言われてマリはニコッと返事をして、部屋へ戻って行った。
「ママ、ジャガイモ、終わったよ」
「ありがとう、じゃぁ、それ蒸かすから頂戴」
ママはお鍋に布を張ったものの上にジャガイモを置いて、火をかけて蓋をした。
それ、布が燃えたりしないの、と聞いてみたら、布の下には水が張ってあって、その蒸気でお芋を“煮る”んだって教えてくれた。
アクシズにいた頃は毎日出来合いの食事ばかりで、自分で作る、なんて考えたこともなかったけど、
こうしてお料理をするのも、楽しいな。
それからもママを手伝って、夕飯が完成した。
その頃には、一階から母さんが帰ってきて、マリもシャワーから出てきた。
今日は、2種類のパスタにポテトサラダに、塩とお魚の小さいのを煮込んで味を付けた、冷製スープ。
4人そろって、夕ご飯を食べだす。
「うはっ!今日はパスタか、うまそうだなぁ!」
母さんがそんなことを言いながら、大皿に盛ったミートソースを自分のお皿にとって口に運ぶ。
「こっちのサラダは、カタリナに作ってもらったんだよ」
「ホントか?どれ、味見…ん!おいしい!やるじゃないか、カタリナ」
「ううん、ママの言うとおりにやっただけだよ」
「そうか?アタシは料理とかできないからなぁ、昔もアリスに頼ってばっかりだったよな」
「何言ってんのよ、あんたの方が上手でしょうに」
「え、そうなの、母さん?」
「そうよ〜?レオナが小さい頃なんかは、けっこうしょっちゅう作ってくれてたんだから。
ユーリはね、スープとか、それから、ライス使った料理が得意よね。リゾットとか」
「へぇ、母さん、そんなことできたんだ!アクシズじゃ配給食だったし、初めて聞いた!今度作ってよ!」
「えぇー?仕方ないなぁ、じゃぁ、仕事のない日にな」
「やった!」
そんな話を、食べながらする。ふと、隣に座ったマリが気になった。元気がない。
話にも入ってこないし、そう言えば、食事も進んでない。
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